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コトデン瓦町ビル髙松天満屋の閉店
2001(平成13)年に「コトデンそごう」が閉店し、間髪を入れずに「高松天満屋」が瓦町ビルに入居したのが、今から12年前になります。その救世主(テナント料は半額近くまで減額)の高松天満屋が、既報の通り先月末に(2014年平成26年3月)閉店になりました。残念ですが、次のテナント一括借り上げの双日に期待しましょう。

コトデン(高松琴平電気鉄道㈱)は、開業から100年になりました。鉄ちゃん仲間では、「レトロなコトデン」として大人気だと聞きます。確かに仏生山工場など、技術者の腕はたいしたものです。廃棄車両と言ったら失礼ですが、別の路線から姿を消した車両を購入し手入れして、ここコトデンの3路線で快調に走っています。

私が高校を卒業した年(昭和46年)に、赤坂プリンスホテルを模したと言われた「高松グランドホテル㈱」の建物が、高松築港駅として開業しました。コトデンの直営ホテルでした。モダンな建物でしたが、高松城跡の景観を壊すという意見があったのも事実です。

当時のメンバー、槌谷敬昌氏がコトデンの取締役でした。話しはいつものように逸れますが、槌谷敬昌氏は髙松栗林ライオンズクラブ50年の歴史の中でも、唯一2度幹事をしたメンバーです。私も結果1.5回幹事をしましたが、それはあくまでも0.5回の臨時幹事を含むのであって、表裏一体の2回は槌谷敬昌氏だけです。

私は昭和56年2月に、髙松栗林ライオンズクラブへ入会を許されましたが、この年の7月から副ライオンテーマという役職に就いていました。肩書きは副でしたが、正は1年間全く出てきませんでした。再び昭和58年に正ライオンテーマをしましたが、髙松栗林ライオンズクラブの例会会場としても、高松グランドホテルをよく使っていました。

コトデンはその前に、子会社の琴電商事㈱で、スーパーマーケットも経営していました。記憶にあるのは、片原町駅前と私の地元仏生山駅前です。それと前後して、子会社南光土地㈱でマンション分譲も手がけていました。いずれも小規模でしたが、多角経営の高松の有力企業でした。

1996年平成8年  コトデン瓦町ビル完成
1997年平成9年  350億円の債務保証を行い、瓦町駅ビルにそごうグループと提携した「コトデンそごう」が開業
2000年平成12年  そごうグループが破綻
2001年平成13年 コトデンそごうが高松地裁に民事再生法の適用を申請(2003年清算)
          高松グラントホテル閉店
          コトデンそごう閉店
          琴電商事が自己破産
          高松グラントホテル㈱自己破産
          高松天満屋が瓦町ビルに入居
          高松地裁へ民事再生法申請
2002年平成14年 高松地裁から民事再生計画の承認を受ける
          香川日産自動車前社長真鍋康彦氏が社長就任
2005年平成17年  非接触式ICカードシステム「IruCaイルカ」導入
2011年平成23年  開業100周年

このように高松天満屋の歴史(12年では歴史の範疇に入らない?)と重ねて、コトデンの歴史を振り返りました。コトデン瓦町ビルが完成して、18年になります。3階に電車が入る構造にもなっています。要するに並以上に金がかかっています。次の双日に、期待するところが大であります。

不動産専門紙「週刊住宅」と「住宅新報」によれば、双日がメーンスポンサーとなる総合型Jリート「日本リート投資法人」が4月24日、東京証券取引所に上場すると報道されています。

資産運用会社は、双日(出資比率67%)、私募ファンドなどを手がける米系クッシュマン・アンド・ウェイクフィールド・アセットマネージメント(同18%)、台湾系アジリティー・アセット・アドバイザー(同15%)の3社が出資する双日リートアドバイザーズです。

オフィス、住宅、商業施設に投資する。都心6区を重点に投資。政令都市などなどにも目を向け地域分散を図ると書かれています。Jリートとは、不動産投資信託で、建物賃料を分配するファンドですが、これが結構好成績をたたき出しています。リスクヘッジ(危険回避)のために、オフィス、住宅、商業施設などに分散して投資するのです。

もう一つはカントリーリスクと呼ばれ、日本のような地震の多いところでは、大都会に集中していて、地域的大震災などで投資対象のRC建物が倒壊するリスクにも備えて分散投資をします。そのため東京だけでなく、中部、近畿、九州、北海道などにも物件を求めます。

コトデン瓦町ビルがリートの対象に入るとは思えませんが、テナント各店から得た賃料からコトデンへ支払う賃料と販管費を差し引いて、儲けの中から投資家へ配当する仕組みです。万一コトデン瓦町ビルの収益性が、予定より大幅に好転するとファンドに組み込まれる可能性が出てきます。

可能性は低いと思いますが、そうなると、今度は外資の顔色を見ながらコトデン瓦町ビル経営の動向を注視せざるを得なくなります。やはりここでも、グローバルな地球規模経済環境に置かれることになります。急に退店という気まぐれも頭の片隅においていて、過ぎた規制緩和とグローバル化は毒にもなります。


| http://nobuchin.0011.co.jp/index.php?e=2631 |
| 社長日記 | 11:11 AM | comments (0) | trackback (0) |
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