■カレンダー■
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30     
<<前月 2024年04月 次月>>
■お問い合わせは■
松野不動産電話番号:087-888-0011
■過去ログ■
社長日記過去ログ
■メニュー■
松野不動産ホームページ
■管理者■
ADMIN ID:
ADMIN PW:
■新着記事■
■カテゴリー■
■月別アーカイブ■
■リンク■
■その他■
■来訪数■
合計: 2316817
今日: 1516
昨日: 2523
 

台風8号の置き土産東京も高温多湿
東京ですが、昨日は台風8号の影響を避けて早くにホテルに戻り、おとなしくTVで台風の動きを見ていました。最大級の台風と言われ、早くから動向が注視されていた8号です。東京は風は強くなっていましたが、幸いに雨には遭遇しませんでした。

夜道雨の中を、多くの荷物を持って歩き回るのは堪えます。それも慣れないスマートフォンの画面の道案内を見ながらですから、頭で考えるような効果はあり得ない夢です。東京も最近はゲリラ豪雨が多いようですが、一昨日はともかく、昨日の台風の雨はたいしたことがなかったと思います。

一方台風の進路とは関係ないような、山形県下に多くの雨が降って、土石流も発生しています。本当に地球温暖化現象というものは、恐ろしいものですね。勿論日本だけが原因だとは思いませんが、損得を抜きにして、CO2削減の対策を早急にとらないと、台風8号のようなサイズの台風がどんどん来ます。

そんな台風8号を心配した上京でしたが、3日目の本日は、「一般社団法人木のいえ一番振興協会」の設立総会でした。結果的には今日これがあるもので、昨日連泊して、台風禍を上手く避けることが出来ました。全国定借機構の速水英雄氏が、先の定借機構総会で本日の話をしていて、私も参加することにしました。

このように間接情報ですから、「一般社団法人木のいえ一番振興協会」がどのような組織か、ここへ来てみて、最後の方で知りました。ここの所管は林野庁です。昨日の「中古住宅流通活性化」は、ご存知国土交通省です。国も民間の力を、本当に必要としているようです。

この「一般社団法人木のいえ一番振興協会」は、木材産業事業者と住宅事業者らによる垂直型のネットワークで、木のいえの更なる普及と流通活性化を目指すことを目的としています。日本の山の木は植えてから概ね50年、丁度良いサイズに成長しています。

今年4月に、「木の家での豊かで充実した生活の実現」をテーマに、一般社団法人木のいえ一番振興協会が設立されました。集積材メーカー、プレカット工場などの木材産業会社や、住宅供給会社などが発起人となって、木造の住宅や建築の普及に向けた活動を開始しています。

この協会の特徴は、住宅事業者が幅広く統合するいわば同業種のネットワークではなく、住宅や建築の中でも「木材を多用する」という分野に特化し、川上である集成材メーカーやプレカット工場、川下である住宅供給会社までの異なる業種を垂直に統合している点にあります。



記念講演は、東京都市大学大橋好光教授「これからの木造住宅」でした。これからの木造住宅となれば、これまでの歴史にも必ず触れざるを得ない。その中で特に転機となったのは、昭和25年「都市建築物の不燃化の促進に関する決議」であります。

都市にあっては、木造から鉄筋コンクリート造などに工法変更を迫ったわけであります。加えて昭和34年、「防火・耐風水害のための木造禁止」と改正が続きました。それがここへ来て、2010年5月「公共建築物木材利用促進法」が成立し、逆に公共事業の大型建築物は、RC造から木造に矛先が変わりました。

木造建築のすすめでは、①地球温暖化防止への木造建築の役割②日本の森林保全が言われています。木を切らないことには、植林の場所もないようです。国有林からでも、廉価で合理的な木の伐採と活用方法の確立が、急がれる昨今です。木造建築方法も、時代と共に大きく変化しています。

「イギリスではまだ100年にはなっていない新しい建物」という概念です。TPPもありますから日本材とばかりは言えませんが、木を使った百年住宅を考えたいものです。そのために求められる顧客目線は、耐火性と耐震性です。耐震性は金物を活用して、耐火性は1時間耐火を標準に考えられています。

最後にこれからの木造住宅は、①林建連携で可視化した住宅供給②建築から解体までを考えた新しいビジネスモデル③省力化の見られる構法④建て替え需要に応えられる設計が求められています。百年耐久の木造住宅、格好いいではありませんか。



| http://nobuchin.0011.co.jp/index.php?e=2731 |
| 社長日記 | 08:22 AM | comments (0) | trackback (0) |
PAGE TOP ↑