標題の集会が、虎ノ門「岡本ビル4階」で開催されました。ここは霞ヶ関の国家公務員が多く勤務するところの、外れにあります。霞ヶ関ビルのほんの少し、JR新橋駅よりです。何の変哲もない雑居ビルで、つい見落としをしそうですが、ここは過去に数年通ったビルでもあります。
今は弁護士事務所になっている3階に、林弘明(ハート財産パートナーズ代表取締役)氏の会社が入っていました。そして4階が、貸し会議室つまりセミナールームです。本日はその会議室を使っての会議です。標題のモデル事業者が17団体あって、本日は15団体が参加しています。
会議の途中で、ここで扱う中古住宅の呼称を「中古住宅」と呼ぶか「既存住宅」と呼ぶか統一見解を得ようとしましたが、それすら決定に至らなかったのです。ある意味で「大丈夫」かと危惧しますが、このような緩やかな変更を通じて地方の不動産取引慣習が新たに形成されて、やがてそれが国内基準となることでしょう。
国土交通省土地・建設産業局不動産業課長清瀬和彦氏の挨拶に始まり、国土交通省の業務委託を受けた㈱価値総研の赤松宏和氏が、勉強会の趣旨説明をします。そして17協議会の概要説明へと流れていきます。昨年までの協議会が14、今年は3つが新しく追加採択されています。
17協議会の先頭を切って、静岡不働産流通活性化協議会の羽生篤史氏から、活動報告がありました。静岡不働産流通活性化協議会の、これまでの2年間に構築されたシステムは、ある意味完璧です。その後ろに市川宜克氏の顔が見え隠れします。
中古住宅の売却媒介に際して、インスペクション(建物検査)5万円と地盤調査8万円、不動産鑑定士による価格査定が8万円、もちろんセット売りばかりでなく、単品での提供も出来ます。それに対して他の協議会から、売主負担が多すぎるのではないか「売主メリット」をどのように説明するのかという質問が上がりました。
これに対して私は、よせば良いのに「四国連携パッケージ商品のように3万円程度の廉価な商品にしたら、売主責任の回避効果の説明後に売主負担の同意が頂けるだろう」と言ってしまいました。これはこれで真であります。ただし四国連携パッケージ商品も提供する側の都合で頓挫していて、次を模索中と付け加えました。
そうなのです。四国連携パッケージ商品も存続の危機に陥っています。初年度にシステムを構築し、2年目にそれを説明しまくって、3年目の今年ぐらいからどんどん利用されて、中古住宅流通活性化の一助を担うと自負していたところですが残念です。
四国連携を構成している4宅建協会の会長が2つ入れ替わったこともあって、早急な対応が待たれるところであります。誰がするにしても、このシステムは今後業界の常識になることは間違いないことです。不動産取引の透明化を私は「見える化」と呼んでいますが、この路線は変わることはありません。
ところでここの懇親会を早めに切り上げて、先のカオハガン島プチ同窓会の会場へ急ぎます。本日東京モノレールに乗っていて、島で一緒だった関口さんからメールを頂きました。この返信で、プチ同窓会が決まりました。急な招集で大勢とはなりませんが、3人での同窓会でした。
改めて、女性(20代30代を除く)のパワーを垣間見た思いです。当然われわれが島をあとにした話題になりますが、天気も回復し、満天の星、夕日を堪能し、また行きたいとはしゃいでいました。日本の国は、やはり女性中心に動いています。