2014,08,08, Friday
検索サイトで自分の名前を検索すると、過去の逮捕記事が明らかになり、名誉を傷つけられたとして、京都市の40代男性がヤフーに、検索結果の表示差し止めや慰謝料など約1100万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、京都地裁は7日請求を棄却する判決を出しました。
裁判長は、「ヤフーは検索結果の表示によって、男性の名前が載っているサイトの存在、記載内容の一部を自動的に表示しているだけで、自ら逮捕事実を表示していない」からと棄却理由を述べています。人格権が違法に侵害されたとは、認められないとしました。 男性は、小型カメラで盗撮したという特殊な犯罪で、京都府迷惑行為防止条例違反として、執行猶予付き有罪判決が確定していました。判決が1年半前で、恐らく執行猶予期間も終えていないのでしょう。男性に裁判所は、「お前が悪者だ」と言っています。 ヤフー広報室は、「いかなる場合でも削除しないことが正しいとは考えていない」とも言っています。また弁護士は、「ネット社会の進展を考慮しない判決」と批判しています。立場や内容によって、意に反してという結果もあるのですね。 この報道を読みながら、小欄でもこのような削除要請があったことを思い出しました。小欄への記載は①ローカルネタ②旬なネタ③人を褒め称えるネタに限定しているつもりです。人を誹謗中傷する記事は書いていない自負がありますが、それでも削除してくれと言われたことが2度ほどありました。 いずれも直ちに削除しましたが、訴えでは消費生活センター等へ相談し、そこから私へ届いたクレームもありました。「何度も削除を依頼したが応じてくれなかった」との主張です。もう一つは祝いの席のネタでしたが、氏名や顔が特定できると周りから言われてそれで・・・。くどいようですが、削除には理由を問わず応じています。 |