盛和塾香川代表世話人十河孝男さんの会社、徳武産業㈱の経営計画発表会です。台風11号接近の余波を受けて、東京からのお客様は会場入りが出来ず、いくらかの空席がありましたが、予定の9時半から発表会が始まりました。終了が19時までという、長丁場です。
まず嬉しくなったのは、大きな国旗に国歌斉唱から入ります。弊社の発表会でも国旗を掲揚していますが、サイズは1/4程度です。ましてや国歌斉唱はありません。思い出しましたが、フィリッピン国カオハガン島の小学校の野外イベントでも、小学生が胸に手を当てて国歌斉唱から始まっていました。
徳武産業㈱は、弱者の靴(あゆみシューズ)を造って有名です。左右の大きさの違う靴を販売したり、歩行困難な人向けの靴を造ったり、病院、高齢者施設で求められながらどこにもなかった靴が徳武産業にはあります。これからは、どんどん増えている病院内のコンビニが新市場のようです。
社長の十河孝男さんは、私の兄貴分の人で、これまでの30年間、中小企業家同友会、豊友会、盛和塾と彼の背中を見ながら私も同じ勉強会に席を並べています。今は盛和塾の代表世話人で、盛和塾つながりのゲストも来ていました。売上髙25億円、税引き前収益率10%の香川を代表する企業になりました。
今年はその仕上げの年として、社長交代の前年として、経営計画発表会にも力が入っています。次期社長は、娘婿さんです。十河孝男さんは5年計画で、後継者への事業承継を考えたようです。次期3代目も、大きくなった徳武産業をさらに強くしていくことが求められます。
昼食を挟んでの発表会ですが、社員一人一人に喋らすと、やはり6時間は必要です。その内の社長の方針発表は20分程度、次期社長もその程度の発表でした。全員参加型経営は、こうしてやるのだという現場を垣間見た思いがしました。中国人もいます。障害者も高齢者もいます。老若男女が力を合わせて1つになっています。まさにチームです。
ゲスト全員に感想を求められましたが、「私は今年、十河さんは来年会長になります。新社長に口出しせず、二人で会長三昧をやりましょう」と私の持論を述べました。外は台風接近の警報が出ているようです。私にも、社員さんにも自治体からのメールが届いています。