2014,10,04, Saturday
NPO法人相続アドバイザー協議会は、これまで14年に及び「相続アドバイザー養成講座」を開設してきました。20科目の講座を受講し、最終試験に合格した者に「「相続アドバイザー」の資格を与えています。本日の上級アドバイザー研修大会で、事例発表をする者も26期生と資格者を増やしています。
現在32期生を募集しています。私はもう忘れさられるぐらい前、第7期生として受講しました。その後、さらなる研鑽の場としてこの上級アドバイザー資格が創設されました。 アドバイザー養成講座は、最初から20科目で変更がありません。相続に関して、あらゆる角度から専門家の講義が用意されています。法律はもちろんのこととして、税務、測量、評価など技術的な指導もありますが、極めつけは「相続の心」、つまりアドバイザーとしての基本姿勢のあるべき実像を指導しています。 この分野は、相続アドバイザー協議会の野口賢次副理事長がもっぱら担当されています。本日も弁士からお名前が挙がっていた内藤雄さんも、野口さん同様、心に沁みる話しを聞かせてくれていました。内藤雄さんは、故人になってしまいました。1度だけ、香川宅建協会にお呼びしたことがありました。 さて本日は冒頭に野口賢次副理事長の話があり、続いて事例発表が三人から行われました。その中のお二人が、たまたまですが26期生です。野口さんは、「これからの時代に求められる上級アドバイザーの役割とは」、「高齢者住宅を管理して分かったこと」は松尾実さんでした。 松尾実さんは、「サービス付高齢者向け住宅」1棟18床と高齢者住宅67室を管理しています。聞いたことがない世界の話しで、非常に興味が湧きました。特に高齢者の勘違いというところでは、「へー」と感心することばかり。 高齢者の勘違い ①遺言書を書くと寿命が縮まる ②遺言書と遺書の区別が曖昧 ③遺言書を書いたら、財産が使えなくなる ④遺言書の書き直しはできない ⑤家族円満で、長男がすべてを相続するのがあたりまえ ⑥兄弟姉妹が相続人になることはない 笑えない現実です。 相続・贈与と宅地開発、早川光生さんの話しも、大変興味のある体験発表でした。それも使える内容です。ありがとうございます。 「相続アドバイザー協議会」 |