2014,10,24, Friday
午前中は公益財団法人不働産流通近代化センターが主催する、事業者間連携協議会連絡会でした。「消費者(売主・買主)が安心できる中古住宅取引のあり方について」と題した意見交換会でした。確か17ある協議会から、13協議会が参加しています。
正直なところ、交通宿泊費も自腹ですから、「何のための集まりか」と質問が飛ぶのも分かります。国土交通省土地・建設産業局不動産課も、上げた拳の落としどころを模索しているように感じます。私など田舎者には、国土交通省は一つと信じていますが、実態は局も複数あり魑魅魍魎(ちみもうりょう)です。 名誉挽回などと悪口は言いませんが、今回の不動産業課からの資料は、なかなか魅力的なものでした。やはり官僚は、頭が良いわ。民間ではとても収集できないような資料も出てきます。世間では、「松野は国土交通省ばかりを見ている」と言われますが、魅力的な存在は何もマリリン・モンローだけではありません。 たとえが悪いと叱られそうですが、事業者間連携によるワンストップサボートサービスの提供は、これからの相続物件続出予想からも、重要なステージになると予想します。今のうちに、「中古住宅取引」の透明化、これを私は「見える化」と言っていますが、明らかにしておくことが求められています。 次は神田です。全宅管理(全国賃貸不動産管理業協会)の総務委員会が、全宅会館で行われます。昼からなら大丈夫だろうと考えて、今日の委員会予定を了承していました。それがここを15時(実際は予定より30分延長して15時半)に出て、また大手町ファーストスクエアへ戻ります。 東京駅と神田は一駅ですが、それでも前後を歩いて30分弱は掛かります。16:20から、四国中古住宅流通促進事業協議会(略称四国連携)の発表です。到着早々の発表はきつかろうと後ろへ回してくれると言いますが、帰りの新幹線は18:10発です。遅れるとこちらも危ないのです。 発表は15分と言われ、オーバーすると「チーン」がなります。まず冒頭にお詫びをしました。ここへ来て気がついたのですが、四国連携以外の協議会は、パワーポイントの書式がみな同じです。 私が、手術前後に届いた指示メールを見落としていたのです。術後1週間は下を向いて生活していました。その後回復して矢のような催促に、自分で考えた中間報告を書いてメール添付したところ、㈱価値総研の担当者は激昂していました。 昨日各協議会の報告書を拝見して、ああこれなんだ赤松さんが怒っていたのはと気づきました。しかしよくこんな四国連携の報告で、許してくれたものだ。一言だけ弁解をしておきますが、反抗したのではありません。見てなかったのです。僅か1週間、ITの別世界にいたら、もう浦島太郎になっていました。 しかし結果的には、私らしく単純明快で、審査委員からも一つだけの質問でした。「質問がないのは聞いてない」という私の持論から、審査委員長明海大学不動産学部中城康彦教授に意見を求めました。聞く方も2日間大変でしょうが、喋る側もそれなりに努力をしています。 中城先生の四国連携の総括を聞いて、私は大手町の会場をあとにしました。失礼の段は、ひたすらお詫びしますが、これからのぞみ57号がプラットホームを離れるまで22分です。これ以上とどまることは出来ません。やはり搭乗して1時間の飛行機は有難いものです。 今日帰らないと、明日一番のフライトに間に合いません。明日はかみさんが高松空港から羽田空港へ飛ぶ予定です。あっしい君を言われています。私は、もともと行かないと言っていたのを強要されて仕方なく予約をして、結果キャンセルをしましたが、ぼけの老後をやっていくためには、負担も必要です。 |