2014,11,07, Friday
昼から東京駅前ビルで、全国定借連合会の総会が開催されました。塩見宙会長挨拶の後、各地区機構活動報告が行われました。全国各機構の動きは、大注目です。定借アドバイザー講座の開催報告や、会員増のセミナー開催報告もありました。
定借現場の報告から、九州定借機構へは地主さんから機構ホームページへ、「有効活用策はありませんか」との問合せで、定借現場計画案がまとまったと菅原事務局長から実に嬉しい報告です。福岡市内の農地ですが、 年180万円の維持費が掛かっていた農地の活用で、年650万円の地代を地主さんはほぼノーリスクで手にします。アパート・マンションの建築に比べて、その後の修繕費などがほぼ必要ないのが「定借事業」の大きな特徴です。 定借期間の72年も、全国初でしょう。私も60年周期説で、事業計画をしてきました。72年というのは、35年×2+2年です。つまり1サイクル35年と考えています。それに計画から建物の完成まで2年間を加えています。 流石に九州定借機構は、事業に長けています。実践的勉強会も50数回を重ね、つねに前例にとらわれない実践事業計画を立ててきます。私も現場入りして、見せて頂きました。 今回の現場は、輸入住宅で町並みを形成するようです。セルコホームが、統一感漂う計画をしそうです。道路幅員は6メートルと歩道です。どちらかというと所有権付き分譲住宅のスタイルです。 一方NPO法人香川県定期借地借家権推進機構でも、高松市多肥上町で1万㎡の定借現場を計画しています。こちらはまだ青写真を書く前の話しですが、道路は定借独特の設計にしたいと考えています。 建築については、これから香川機構のメンバーの意見を聞いて決めたいと考えています。九州のように、一部を事業者にまた一部を機構へ入れると、組織も活性化するし、意見聴衆ももりあがります。 隣の沖縄定借機構の高宮城啓之さんは、髙松では、所有権と定借権の金額の極限値はいくらかと私に聞きます。過去には地価が高いから定借権を使うと考えていましたが、私は価値が下がるつまり将来に渡っても地価が下落する局面で、金利を払ってまで買うのが得策かと問いかけします。 |