2014,11,10, Monday
公益財団法人稲盛財団が、先端技術部門、基礎科学部門、思想・芸術部門の三部門において、世界的活躍をしたとして、専門委員会、審査委員会、京都賞委員会から選出された個人や団体に対して、毎年6月に選出し11月に京都国際会議場において授賞式等を行うものです。
かねてから、1度は臨席したいと願っていた京都賞授賞式です。13時からの裏千家による呈茶にはじまり、15時に京都賞授賞式は開会になります。まず京都市交響楽団の「祝典序曲」、次ぎに奉祝能「羽衣」の舞、そして井村裕夫稲盛財団会長の開会挨拶と続きます。 そうそう先に全員起立して、高円宮妃久子殿下をお迎えしました。受賞者3人は、稲盛和夫稲盛財団理事長の先導で入場し、着席しています。稲盛和夫塾長の出番は、最後の退場の先導これだけでした。塾生にとっては、星さんの言葉を借りるまでもなく、雲の上の人に見えました。 まず先端技術部門受賞者、ロバート・サミュエル・ランガー博士の映像紹介があり、井村裕夫稲盛財団会長がメダルを授与します。次ぎに基礎科学部門受賞者、エドワード・ウイッテン博士、最後に思想・芸術部門の受賞者、志村ふくみさんに京都賞メダルとディプロマ(全員に)が贈られました。 それぞれ受賞者から、挨拶がありました。同時通訳を聞いていたのですが、先の男性2人は原稿を読み上げ、最後の思想・芸術部門の受賞者志村ふくみさんは、カンペなしで思いを語っていました。実に心のこもったスピーチでした。同時通訳されていたところをみると、原稿は書いているのでしょう。 祝辞も豪華でした。安倍晋三内閣総理大臣は、関経産大臣政務官が代読し、バラク・オバマ米国大統領は、キャロライン・ブービエ・ケネディ駐日米国大使が代読されていました。両博士は、アメリカ人との紹介が、ケネディ大使の言葉から分かりました。 最後がまた憎い演出です。京都聖母学院小学校合唱団40名の受賞讃歌3曲の披露です。「あの町この町」「故郷」「青い地球は誰のもの」カラフルな色の着物に着替えての登場です。実は彼女らとは、JR京都駅からの地下鉄内で話をしました。 私が立って京都賞授賞式招待の書類を見ていたら、封筒でそれだと分かったらしく、「あのおじさんやっぱりそうよ」みたいに、ざわざわし始めました。「何かついているか」と尋ねると、「京都賞授賞式ですね。私たちも行きます」そうなんだ彼女らは文字通りスターなんだ。 |