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公益社団法人香川県宅地建物取引業協会仲多度地区研修会
確か昨年も今頃、仲多度地区研修会の講師に呼ばれたと思います。秋に坂出地区・丸亀地区にお呼び頂き、その時の原稿で良いかと考えていたのですが、大谷雅昭仲多度地区長が、「面白くて為になる話したのむで」と念押しするもので、新規に考えてみました。

春の金比羅大芝居も、「歌舞伎の新作」がかかるそうですが、ここ金比羅さんは、「新作」が好きなのでしょうか。「2015香川県下不動産業界のゆくえ」と題して、「宅地建物取引主任者」から「宅地建物取引士」へ春移行するのに対する所見などを披露させて頂きました。

ここ仲多度地区も、金比羅さんのお膝元から、善通寺や多度津など南北に広がる地域です。不動産業者としては、世襲の人も比較的多くいます。それだけ田舎というか、地元密着というか、不動産業界の次の刺激を待っているところでもあります。

私は新たな国難と書きましたが、全国に820万戸の空き家があります。これをチャンスと見るかピンチと見るか、動きが変わるところであります。私はチャンスだと捉えていて、物件のさらなる流通が加速すると考えています。確かに裏には人口減がありますが、不動産でいうなら別の見方もあります。

つまりこれまで50~70坪程度の敷地で、住宅ローンを払っていて完済した人らが、隣に同じ規模程度の売りが出れば、地価の下落も手伝って買いやすくなっている隣地を買えば、売り物件は落ち着きます。全部がそのようになるとも断言できませんが、悲観ばかりすることもないと思います。

価格はバブル期、昭和の終わりから平成のはじめ頃ですが、その頃と比べたら住宅地で半額ぐらいでしょう。すると当時から考えると、倍の面積が買えるわけです。税制改正で、居住用小規模宅地の軽減措置の上限面積が、240㎡から330㎡へ緩和されます。

国は330㎡つまり100坪が庶民の敷地だと考えるようになったのです。都会での相続の際に、23区内では自宅の評価でも1億円を超えるのがざらにでています。従って住宅つまり小規模宅地であれば、評価減を80%で良しとしています。言うまでも無く20%の評価です。この面積が330㎡になります。

極めつけ来年の業界のゆくえは、「空き家」の手当です。これは自治体と組まなければ何も出来ませんが、自治体も困っています。空き家対策特別措置法が成立し、各自治体が条例などを整備することになっていますが、まさにわれわれの舞台がそこにあります。

宅地建物取引士への条件にもありますが、「学習」も少しせざるを得ません。次ぎに待ち構えている「相続案件」に対しても、「聞かれても不安だ」という正直な意見がありましたが、「50歳の宅地建物取引業者の友達等は50歳代が多い」つまり類は類を呼びわけです。

世間話で「相続」の話しがでるとなると、われわれはある程度深い話しをして差し上げないと、相談すらなくなります。このあたりを集中して、公益社団法人香川県宅地建物取引業協会でも、会員さんへの指導助言が出来るように準備しなくては、大量に押しかける案件に流されるだけに終わります。

とどのつまりは、後継者が育つストックビジネスの業へ移行することではないでしょうか。若者も飯が食べられない業へはつこうとしません。当然のことで、相続案件から出てきた戸建て住宅1戸からの管理が、ストックビジネスの大一歩です。


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| 社長日記 | 09:44 AM | comments (0) | trackback (0) |
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