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2015,05,04, Monday
先祖伝来の畑があります。僅かばかりの広さですが、やはり草の暴力に困り果てています。隣の民家から、クレームが来てもさもありなんとわがも思うほど、畑は草ボウボウ。加えて作付けしていない大根が、巨大化しています。本数も半端でなく自然の猛威は、限りないパワーを秘めています。
二宮尊徳のように、鋤鍬一本でとはいかず、草刈り機や耕耘機を動員しながら、それでもやりがい有りの農作業です、草も焼却処分が出来ず、持ち帰りが基本です。最終的には、少しだけの作付けをしたいと願っています。今日で2日目です。天気が続くと、この連休は農作業三昧になりそうです。 そんな日常、朝から出かけて、日記の書き込みが大幅に遅れています。大型連休で小欄へ辿り着く人はいないとは思いますが、ついつい非日常になると書き忘れが増えてきました。 昔は書き込みが遅れたら、元気かどうかと心配するというファン心理も聞いたりしましたが、それも今は昔。逆に毎日書かないと、もう掛けないような恐怖感も感じています。 ところで鹿児島県の「尚古集成館」など、8県23箇所が同時に「ユネスコ機関登録勧告」を受けました。ユネスコの諮問機関「国際記念物遺跡会議(ICOMOS)」が、世界文化遺産へ登録するようにユネスコに勧告(推薦)したのです。まだ決まったわけではありませんが、地元は大変盛り上がっているようです。 先の鹿児島訪問でも、勧告が遅れていると関係者が異口同音に話していました。私はこれだけの規模で、同時に世界文化遺産へ成るわけがあり得ないと考えていました。どこか一部、例えば「富岡製糸場と絹産業遺産群(群馬県)」のように、1箇所の建物とその周辺の施設が選ばれると考えていました。 しかし今回の勧告では、８エリアと23構成遺産が一同に介して含まれています。確かに効率的で、政府もよく考えたものだと関心をしています。明治維新前から、その後の日本の「産業文化財群」という切り口ですから、こうした横並びもあり得るわけです。 西洋以外で、最も早く産業化を達成した明治日本の歩みです。「製鉄」「製鋼」「石炭」の組み合わせで、日本の産業化がなり、今日の発展の基礎が確かにここにあります。欧米の応援があったことは間違いなく、欧米人の心の広さに驚く次第ですが、その日本の奢りが太平洋戦争での敗北という結果を生むわけですから、ここから一層気を込めなければ。 23箇所が、ユネスコの世界文化遺産になったら、今一度その後の挫折を思いだし奢りを意識して、今度こそ間違いのない産業遺産化(核廃絶・CO2削減・オゾン層の破壊等のマイナス財産をなくす)を願っています。 |