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四国八十八箇所霊場と遍路道世界遺産登録推進協議会
8県23箇所に分散している明治時代の産業遺産が、一気に世界文化遺産登録へ突き進んでいますが、四国にも面白い世界遺産候補があります。先月(4月)には「日本遺産」に認定されました。昨年の霊場開創1200年に続いて注目を集めることで、観光業界は集客への波及効果を見込んでいます。

文化庁が24日に初認定した「日本遺産」に「四国遍路」が選ばれました。四国4県と関係57市町村が共同で申請し、今回認定された18件のうちで唯一、地域ブロック全体が対象となった案件です。各県の知事や旅行会社などからは今後の観光振興や世界遺産登録に向けた活動の後押しとなることを期待する声が相次いでいます。

香川県の浜田恵造知事は、「日本を代表する巡礼文化として評価されたことは喜ばしい」とするなどの談話を出して認定を歓迎しています。香川県も県庁内に担当部署を設け、2020年までの世界遺産登録に向けて16年度の暫定リスト入りを目指しています。

日本有数の文化資産と国のお墨付きを得たことで、そうした活動に好影響が出ることへの期待は大きくなっています。国の補助を得た沿道整備なども見込めることから、分散型になるとは思いますが、何も88全部を堪能せずとも、一家寺だけでもいいのではないですか。

先にも書きましたが、私は狭小範囲の世界遺産をイメージしていましたから、四国4県にまたがる世界遺産は難しいと思っていました。しかし、先の「産業遺産(八幡製鉄所などのハード面と松下村塾等のソフト面の両面から)」の一括申請を見ていると、理由がきちんと説明できれば登録もあり得ることを知りました。

そうすると、「四国八十八箇所霊場と遍路道」の世界遺産登録も現実味を帯びてきました。そもそも「世界遺産」とは、世界遺産条約に基づいて作成される「世界遺産一覧表」に記載されている物件のことで、建造物や遺跡などの「文化遺産」、自然地域などの「自然遺産」、文化と自然の両方の要素を兼ね備えた「複合遺産」の3種類があります。

先の23エリアは、世界文化遺産候補であります。「世界遺産条約」は、正式には「世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約」といい、文化遺産や自然遺産を人類全体のための遺産として損傷、破壊などの脅威から保護し、保存していくために、国際的な協力及び援助の体制を確立することを目的とした条約であります。

1972年のユネスコ総会で採択され、1975年に発効しています。2013年4月現在の締結国は190ヶ国にのぼり、日本は1992年にこの条約を締結しています。海外での観光旅行では、ほとんどが世界遺産巡りです。限られた時間内での観光は、もはやこれしかあり得ません。

その意味でも国内同時に23箇所の登録は、これまで以上の外国人旅行客を日本へ呼ぶきっかけになります。政府の言う2020年までに、2000万人の年間外国人観光客も現実味を持ち始めました。

話を戻しますが四国八十八箇所霊場は、讃岐善通寺(香川県)に生まれた空海(弘法大師:774年〜835年)が修行を行った地として伝えられる寺々のことで、弘法大師信仰に基づき、大師の足跡を訪ねて八十八箇所を巡礼することを「四国遍路」と一般的に呼んでいます。

そして八十八箇所の霊場を歩いて巡る道を「遍路道」と呼ぶのですが、遍路道は、本来、巡礼専用に設定されたものではなく、地域の人々の生活道や農道・林道などが利用されてきました。そのため時代と共にルートの変遷もあるのですが、札所を巡るお遍路を迷うことなく導いてきた道標や丁石が現在も各地に残っています。

また、地域の人々がお茶や果物でお遍路をもてなし応援する「お接待」と呼ばれる風習が今も少しだけ受け継がれています。なぜか徳島県からスタートし、1番札所霊山寺から、高知県、愛媛県を回り、香川県の88番札所大窪寺まで、四国遍路の行程は四国一周約1,400kmに及ぶ長丁場です。

私もつぎはぎですが、徳島から高知の半分ほどは、自分の足で歩きました。特段悩みがあるわけでもありませんが、歩くのは特別のことです。バスで前回の到着地へ移動し、そこから歩くわけですが一日の行程が20㎞を超えると泣きが入ります。

世界遺産が身近な話題として、私の回りにもやってきています。


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| 社長日記 | 09:18 AM | comments (0) | trackback (0) |
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