2015,05,10, Sunday
私が見たさぬきうどん店にも、長蛇の列が出来ていました。弊社も今月3日の日曜日から、5連休になりました。先の小欄にも書きましたが、連休中は畑作業に遊びを求めていましたが、途中の4日比較的早い時間(8時前)に高松市内鹿角町の「中西うどん」の前を通過、その先のホームセンターへ行きました。
そこで駐車場一杯の、車両を発見。並んでいる人の列も、確認しました。「中西うどん」は、さぬきうどんのブームのパイオニアですが、今では10指に入るかどうかのランクだと思います。失礼ですが、いま流に言えばB級ですが、ドッコイこのランクの店が美味くて、店数も多いのです。 発表によると、有名6店舗で1日1万人が来たと言うから、先の中西うどんのような店を含めると、その数だけでは、まるでテーマパークです。私の定義するさぬきうどんは、「安早美」でなければならない。安くて、早くて、美味いのがさぬきうどんです。 そうそうテーマパークと言えば、県内には「ニューレオマワールド(丸亀市綾歌町)」がありますが、GW期間中の来園者数が7万人を超えたようです。一時閉園をしていましたが、惜しい施設だと寂しく思っていたものでした。温泉にホテル、そしてテークパークと実にバランスの良い施設ですね。 弊社社員さんに聞くと、子供とニューレオマワールドへ行ったという返事もありました。子供さんが小さな時は、遠出するより安近短が良いと私も思います。昔と違って現代のパパママは、休みに一緒に出かけないと良い親とは言われません。確かに時代が、変わったと感じます。 さてうどん屋さんの話しに戻しますが、元麺職人の私の目から見て、明らかに変わったなと思うのはその原料です。つまり小麦粉ですが、年間通じて品質が一定しているという理由から、日清製粉の小麦粉(原産小麦はオーストラリア産)を使っていました。 聞くと今も日清製粉製は同じですが、銘柄が2~3ランク上がっています。これは、県内外に12店舗を展開する「こだわり麺屋」の小西社長にも確認したことです。私が使っていた頃に、銘柄の「金魚」から「すずめ」に変わったのです。 うどん粉ですから中力粉ですが、ところが今では3ランクも上の小麦粉を使っているというので、想像以上で驚きました。ずばり原材料費が、私がやっていた40年前に比べたら、高騰しています。確かにうどんの売値も高くなりましたが、比較検討しても、あの頃よりも原料に活路を見いだしている店が多いようです。 地元原産の小麦「さぬきの夢2000」など、独自の原料調達なども始まっています。洗い水などの排水問題も新たに出てきていますが、もともと創意工夫がさぬきうどんのDNAです。工夫をしながら、さぬきうどんはこれからも進化することでしょう。 |