2015,05,13, Wednesday
本日、NPO法人香川県定期借地借家権推進機構の理事会を開催していました。その席で、私は次のアクションを彼らに提案していました。「特定非営利活動法人仏生山魂再開発フォーラム」の創設です。先のNPO法人の理事は、ほとんどが士業戦士です。新設のNPO法人も、彼らに理事をお願いしています。
「特定非営利活動法人仏生山魂再開発フォーラム」については、これから何度か小欄で公開します。仏生山町の昭和の賑わいの再創を目的(理念)にして、具体的活動(戦術)を繰り広げていきます。空家空き土地が増えているこの地に、新しい市民病院がやってきます。新旧がコラボした、面白いまちが出来そうです。 一つの「まちづくり」ですが、昨年私が学んだ政策大学院大学で講師が言うには、まちづくりは「馬鹿者」「よそ者」「若者」が担うのだそうです。ちなみに私が馬鹿者、理事達はよそ者、そして若者は地元香川大学学生を予定しています。 このようなウキウキワクワクの特定非営利活動法人仏生山魂再開発フォーラムの話しはこれからのことにして、今日は標題の話しです。松岡良幸不動産鑑定士が、5月11日の「クローズアップ現代「アパート建築が止まらない。~人口減少社会でなぜ~」を観ましたよね」と言うのです。 不動産関係者で、このNHK番組を観ていない人はいないと、松岡さんが言うのですが、されど残念ながら、私は観ていません。彼が解説するのですが、サブリースをしている大東建託など4社の業務からくりを暴いています。もちろんその一番の主役が、大東建託だとは一言も言っていませんが、そうだと分かります。 建築後30年間、サブリースで借り上げますから建築することの「空室」等の心配が全くありませんというセールストークで、全国各地で業績を伸ばしている代表格の大東建託の赤裸々な現実が映像で紹介されています。画面に出てくる建物映像は、そのほとんどが大東建託物件です。 5月11日放映の「クローズアップ現代」では、強引なアパート建設が、地元を不幸にしているとまで言い切っています。NHKがここまで言うかと、心配になるほどです。しかし、弊社もアパート建設の土地を紹介したり、大東管理の物件を仲介したりしています。 いわばわれわれ賃貸仲介業者もグルと言われかねない立場ですが、やはり今の大東建託が建築し、大東管理が管理しているサブリースは、われわれ不動産業者も一抹の心配を抱えていたのも事実です。新築は、それなりに客が付きます。新しいものは、確かに進化して良くなっています。 あのように過激に赤裸々に、建設に追い込む営業マンの正直な声も紹介されていいのかとます。建築したが為に、破綻をしたオーナーも登場していました。私は放映を見過ごした為に、「NHKオンデマンド」の有料サイトで観ました。情報は、金で買う時代がもう中盤期になりつつあるのでしょうね。 それでもこの番組を、宅建関係者は観るべきです。もやもやしていた現実が、見事にまとめられています。相続が話題になり、節税対策が叫ばれていますが、銀行から借金をしてアパートマンションを建築するのが最善の策とは限りません。県下一円市街化調整区域が無くなり、どこでもアパートマンションの建築が出来るようになりました。 しかしながら弊社は、このような流行に棹さして、ここ10数年アパートマンションを紹介建築していません。過去に建てた築古物件をリフォームして、入居率90%をキープしています。新築物件は、大東管理等の物件を紹介しています。決定するのは、お客様入居者様です。 |