ワールドカップイギリス大会で、日本ラグビーがサモアに大勝し、目標のベスト8入りに大きく前進した。しかし秋季四国地区高校野球県大会2015では、高商が1-2で小豆島に惜敗した。この2つは、私にとっては同じくらい大きな試合です。
日本ラグビーについては、言うこと無しです。私も中継を見ながら、日本チームの力があそこまでサモアに通じるとは、思ってもいませんでした。圧巻は認定トライです。早稲田の必要な防御の前に、明治がゴール前押し込んでもスクラムが落ちて、なかなかトライが出来ない。40年前の早明戦での話しです。
3度組み直して、業を煮やしたレフリーがゴール下へ移動し、認定トライの笛を吹く。今日のこの場面では、その後に五郎丸歩がゴールキックを決める。絵に描いたような、日本チームの流れです。先勝した第1戦以上の内容でした。面白くなりました。
一方香川県大会の野球ですが、高商は今大会ワーストの試合内容でした。負けたからそう思うのでしょうが、守備のエラーと、送りバントが出来ない。ダブルプレーは結果論ですから仕方ないにしても、ある意味高商の伝統的試合運びが出来ていなかった。四死球もなかったのは、打ち急ぎか、長谷川投手の投球が良かったのか。
私も驚いたのですが、長谷川投手の投球間隔が極端に短かった。考える間を与えず、次々に投げてくる。ボールを見る間がなかったという感じです。1-2という得点差に、安打数も5-6で高商も小豆島以上に打っています。浦大揮投手の奪三振は15、小豆島の長谷川投手は5です。互角以上です。
これから3週間後に、四国大会があります。高商はまずバント練習ですかね。無死や一死からでも、長尾健司監督は送ります。中学生や高校生では、素人が思うより以上に、ランナーを進めることが勝つことへのセオリーなのでしょう。3番米麦でも、4番キャッチャー植田響介でも原理原則。
四国大会へ香川県2位通過の高商。更なる高みへ向けて、一層の精進を期待するところであります。