2016,02,02, Tuesday
財務省が1月28日発表した2015年の貿易統計によると、安価で飲みやすい人気のチリ産ワインの輸入量が、長年にわたって年間トップを続けていたフランス産を抜いて、首位となっているようです。手軽に楽しめる日常的なワインとして、私も愛飲している1人です。
ワインに関する専門的な知識は、北村昌史ライオンに委ねるとして、大雑把に言えば、2015年は1位チリ産が5,159万リットル、2位フランス産が5,151万リットル、3位イタリア産で4位スペイン産、5位アメリカ産と続いています。そうそうワインと言えば、京都の同業千振和雄さんもワインセラーを3つ持つとか。 チリ産は果実味が豊かで味わいがしっかりしており、日本人好みと言われています。私はずばり、高松市内のヒサモトで1,600円程度の「カルムネール・レセルバ」を買い求めて愛飲しています。恥ずかしい話し、私はワインが分かりません。極端な話し、赤と白の使い分けもよく理解していません。 料理に合わせてと言われますが、私はずばり「赤」だけです。好んで魚料理でも、赤があれば赤を注文します。しかし飲食店で飲むワインは、おしなべて高額です。先の「カルムネール・レセルバ」も飲食店では、3,500円程度盗られますね。高くもないように思うが、安くもないですね。 ところがワイン大手メルシャンによると、15年に量販店で販売された750ミリリットルのチリ産の平均価格は602円。フランス産の1,029円と比べて4割ほど安い価格となっています。美味いと私が愛飲している「カルムネール・レセルバ」も、平均価格からすると高価ワイン? この背景には、日本とチリとの経済連携協定(EPA)が07年に発効し、関税が段階的に下がったことが背景にあり、チリ産の05年の年間輸入量はフランスのほか米国などにも負けていたのですが、急上昇して13年からはイタリアを抜いて2位に浮上していました。 私の知り得た情報では、チリには母国フランスからのブドウの木でブドウを収穫しているのですが、このブドウの木がフランスでは悪玉病原菌流行の都度数が減り、遂には絶滅したとか聞いています。極端言えば、もうフランス産にないワインだからチリ産は、愛飲されているのでしょうね。 |