2016,05,03, Tuesday
月曜日のテレビ東京人気テレビ番組、「YOUは何しに日本へ」を観ました。かみさんが好きで、私もつきあって観ているうちに、なかなか本音が聞けない外国人の日常が見えて面白い番組だと最近は感心しきり。テレ東独自の番組方針で、金(制作費)をかけずに視聴率を稼いでいます。
そんな番組の中で、5月2日(月)のYOU(外国人)に密着した取材の中に、何だか日本人の琴線に触れる価値の再発見に、YOU(外国人)というフィルターを通じて気づくところがありました。主人公は勿論外国人ですが、学校の先生をしながらDJをしている場面が紹介されています。 YOU(外国人)が、外国人DJをやっているのですが、外国人DJですから回すレコードは当然欧米ソングと思いきや、日本のそれも昭和歌謡曲に男女が狂喜乱舞踊って唱っています。おいおい大丈夫かいな、それは日本の歌謡曲だよ。それも昨今では、前世紀の遺物のように思われている昭和の歌謡曲。 なんと昭和歌謡曲に外国人が、身体を揺さぶり大きく反応しているのです。そこには演歌ありポップスあり、キャンディーズから布施明、尾崎紀世彦、黛ジュンなど、実に多彩です。そうなのか、昭和歌謡曲は今で言う「ゆるキャラ」なのです。 今の流行曲に私たちがついて行けないように、外国人も意味は分からないままに、身体が音を吸い込むように昭和歌謡曲を愛して、今のサウンドに飽き足らず時代を逆行しているように思えました。日本人も、音楽は心で聴いて頭で考えることを辞めたら、もっと番組が面白いのではないでしょうか。 私自身もYOU(外国人)が、あれほどまでに「日本の歌」として受け入れている姿を見てびっくりしましたが、そう言われたら、確かに懐メロの中に確かに琴線に触れるところがあります。外国人の姿から、日本の価値をみた思いがしました。私もそうですが、多くの日本人はレコードを捨ててしまいました。 |