2016,07,03, Sunday
3月に申請していた「マイナンバーカード」が、6月30日に高松市庁舎13階で交付された。1週間ほど前に市職と思われる人物から、「30日から可能です」「そうですかそしたら11時から12時の間に来庁ください」。こんなやりとりがあって、「時間指定までするな」と押し問答になりました。
以前から、このマイナンバー制度は実効が上がらないのではと言う危惧が自分の中にもありました。「住基カード」にも、随分出費したのと違いますか。そして「マイナンバーカード」の登場で、「住基カード」は引退です。私も返納しました。住基カードも写真付きですから、それなりの公的証明書にはなりました。 しかし私の利用に限定すれば、土日祝日に、住民票や印鑑証明証が「ゆめタウン」で取得できることだけでした。それ以外に「住基カード」の提示が求められることはありませんでした。公的証明書機能は、ゼロ。求める側も「運転免許証」か「写真のない健康保険証」でした。 そもそもですが、土日祝日に、住民票や印鑑証明証の交付が必要なのでしょうか。私もとれるから、取りに行ったのであり、出来なかったら翌日また翌々日まで待ちます。この利便性のために、何人かの市職が待機しているのでしょうね。もちろん「ゆめタウン」だけでないでしょうから、数人必要? さて話を「マイナンバーカード」に戻しますが、交付会場は、市庁舎13階の食堂があったところです。食堂を廃止し、交付会場にしています。市職の食堂でしたが、同時に市民の食堂でもありました。市職30人ぐらいが待機しています。正規雇用組ではないのでしょうが、それにしても費用はかかるし、税金です。 交付されたカードを見ると、実にちゃちーいカードです。エストニア製と聞きました。日本が大量に購入してくれたもので、エストニア政府はほくほくです。わが国香川県選出の国会議員は、エストニアから勲章を拝領しています。ご褒美ではないのでしょうが。 カードの裏には番号が書かれていて、それをビニール袋で隠すようになっています。当然のように、取り出すと露見する状態です。「持ち歩くものではありませんから」と市職は念を押してくれるが、では何のために発行するのか。 さらに驚いたことに、「ゆめタウン」は廃止で、複数のコンビニで住民票等の発行が出来るとか。大丈夫かという思いは当然沸いてきますが、これは銀行等でも同じ動きです。独自のATM設置に1台1億円必要。であるならば、コンビニで代行して貰って手数料を払う方が安あがって、手間暇かからない。 これを聞いて私は、平日に出張所で貰うことにしました。否定論が多い「マイナンバーカード」。アルバイトしている人は、これからどうするか頭を悩ませていると聞きます。「税金を払うのはやぶさかでないが、バレるのが困る」という意見が多いようです。 夜働く女性(男性もいるが)も、昼間の職場に知られたら解雇される。夜間の運転代行業も、専業者はほとんどいないだろう。正しい方向だと思い私も協力していますが、こんな現状では30%普及はしない? |