2016参議院議員選挙で、自民党公認公明党推薦の現職磯崎仁彦参議院議員の2度目の当選が、午後8時、NHKTVが全国に先駆けて「当選確実」を打ちました。早いことが予想されたために、私も19:30過ぎに事務所へ入りました。先に先輩の冨田隆二さんが入り、座席を確保してくださっていました。
磯崎仁彦議員は、丸亀高校から東大へ、その後全日本空輸に入社し、危機管理の仕事を最後に、自民党の公募で採択されて6年前に立候補しました。その時は、自民党は野党でした。そこに磯崎仁彦氏は、出馬したのです。最初の選挙の、最初の企業訪問は、なんと弊社でした。おめでとうございます。
ここからは書きためていた原稿です。今日出さないと、2度と日の目を見ることがないだろうと思われます。少しずれますが、寛容の精神でお読みください。
東京都知事選挙の立候補者名が、何人か出てきました。自民党本部も自民党都連も、10日の参議院選挙の投開票後に、「推薦候補」を決定すると言っています。とにかく参議院選挙が、与党に不利になることを極端に恐れています。逆に言えば、このまま投開票へ進めば与党で61議席どころか、大勝の勢いと読んでいる。
都知事が誰になるか、気になるところですが、私は松岡修造氏のような熱血漢が良いと思っています。都知事は政治や行政に疎くても良いのです。優秀なサポーターが都庁には沢山いるでしょう。肝心なのは、何が何でも都民を物心両面から幸せにするという気概の持ち主です。
都知事は圧倒的に知名度の高い人が当選すると言われていますが、やはり必要なのは「人物」です。その人の人格、それが知名度に勝る必要条件だと私は思います。磯崎仁彦参議院議員の、傲慢不遜を、支持者として監視していきたいと思います。
それより心配なのは、本当に「2020東京五輪」の開催が出来るのかという危惧です。これは五輪スタジアムの建設が、まだ始まっていないのに、開会までに間に合うのかというだけのハード面の問題だけではないのです。実に危うい問題をはらんでいます。
フランスが、ロシア選手のドーピング(スポーツ選手が運動能力を高めるため,禁じられた薬物を用いること)問題の徹底的な洗い出しをしています。リオ五輪に、ロシアの陸上競技団が出られるのでしょうか。フランスを中心とした摘発チームは、ロシアの国を挙げてのドーピングだと主張して徹底的に洗っています。
その課程で、元世界陸連のロシア人会長の息子の口座に、日本の総合広告会社電通からの2億3千万円の振り込みがあったことをつかみます。電通は、これはコンサル報酬だと弁明しています。しかし名義人の息子は、振り込みがあった翌日パリのシャンデリア通りの宝飾店で、1600万円の買い物をしています。
そもそも「2020東京五輪」は、ロシアのプーチン大統領の肝いりで決定したと言われています。森喜朗東京五輪PP組織委員会会長も、プーチンとは仲が良いのは周知のこと。つまり電通から息子の口座への振り込みは、日本政府がエリチン大統領へ渡した賄賂ではないかと、フランスあたりは疑っています。
だから東京以外の候補地のボストンやアトランタは、最終決定までに、事実上降りたのだと聞きました。日本人の金銭感覚は、世界水準から少しずれているのでしょうか。またある意味、「オリンピック」もその使命を終えたのかも知れません。ライオンズクラブ国際協会の、結成100年と同じなのか。
よもや「2020東京五輪」の決定が覆ることはないとは思いますが、イギリスのEUからの離脱も、青天の霹靂・驚天動地、今の世の中何があってもおかしくありません。最初に、スタジアムを考案した「ザマ」氏側からの盗用提訴もあり得ます。そんな、混沌とした時代がまさに今なのです。
そして来月のリオ五輪も、無事開催できますか。治安の悪さも、ジカ熱も心配です。出場を辞退する選手も出ています。どうしてもネガティブなところが多く露出しますが、マイナス面だけでなく、マスコミはプラスの面にも是非目を向けてほしいものです。