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2016,08,15, Monday
本日、「戦没者を追悼し平和を祈念する日」に当たり、全国戦没者追悼式に臨み、さきの大戦において、かけがえのない命を失った数多くの人々とその遺族を思い、深い悲しみを新たにいたします。
終戦以来既に71年、国民のたゆみない努力により、今日のわが国の平和と繁栄が築き上げられましたが、苦難に満ちた往時をしのぶとき、感慨は今なお尽きることはありません。 ここに過去を顧み、深い反省と共に、今後、戦争の惨禍が再び繰り返されないことを切に願い、全国民と共に、戦陣に散り、戦禍に倒れた人々に対し、心から追悼の意を表し、世界の平和と我が国の一層の発展を祈ります。 天皇陛下の追悼のお言葉です。先の8日「ビデオでお気持ちを発表」された天皇陛下は、有言実行で成すことと言うことが完全に一致しています。今上天皇は、先の大戦で苦悩する父親昭和天皇の言動を生で見ていた貴重な存在です。生き証人としての己の責任と立場を、強く感じていらっしゃる国民の象徴です。 戦争の開始にいたるプロセスから、終戦のGHQとのやりとりもすべて見てこられた明仁天皇陛下。明仁（あきひと、1933年〈昭和8年〉12月23日 - ）は、日本の第125代天皇（在位：1989年〈昭和64年〉1月7日 - ）である。平成年間においては、「在位中の天皇」を意味する今上天皇と呼ばれる。 即位されるまでは慎重に発言と行動をされていましたが、天皇即位から今日まで、日を追うに連れて濃厚な天皇としての行動が印象的です。特に被災地へ赴く天皇皇后陛下の行動は、国民の涙を誘い、被災民を励ましました。この役は失礼ながら、天皇皇后両陛下しか出来ません。 正直な思いとしては、皇太子殿下や雅子皇太子妃殿下に、また秋篠宮親王にも出かけてもらいたいと思います。年寄りが行くのに、若者は何をしているのかと声を大きくして言いたい。病気を言い訳にして動かない皇族、もっと自分の役割を自覚して働け、行動せよとお願いをしたい。 今上天皇はそれを、何も言わずに背中で伝えているのかもしれません。特に皇太子妃殿下雅子さんには、期待が多かっただけに、私の失望も大きい。2,000年に及ぶ皇室の歴史に納得いかないところも多々あるのだと思いますが、国民の安寧のためという現天皇の思いを斟酌して頂きたい。 一方今年のリオ五輪は、特に柔道陣の活躍が顕著です。52年ぶりの全種目のメダル獲得でした。柔道の祖は言わずと知れた世界柔道の父嘉納治五郎。昔も今も輝き続けています。この人は「柔よく剛を制す」と、交渉や話し合いでまとめた人です。決して争い戦うことを、一義にしていません。 1940年の幻の東京五輪(1936年=昭和11年のIOC総会で招致に成功。その後日本が辞退。1938年＝昭和13年のカイロでのIOC総会からの帰国途上の5月4日(横浜到着の2日前)氷川丸の船上で肺炎により死去)の開幕を世界に訴え続けた嘉納治五郎。 柔道の父嘉納治五郎は、「自他共栄」を掲げオリンピックに平和を願っていました。本日日本へ帰国した柔道日本の選手団と、全国戦没者追悼式の日がいみじくも同じになった8月15日。改めて日本の世界の平和を祈る日として、私はしみじみと感謝に堪えない。 今年初めて難民選手団も、五輪に登場しました。次の東京五輪がもうすでに始まっています。小ネタですが、姪の子本田晃士郎君がやってきました。母サチ子の没日2月12日が誕生日です。これが歴史ですかね。明日からまた仕事に復帰します。猛暑はまだまだ続く。リオ五輪と第98回全国高校野球選手権大会も。  |