2016,10,02, Sunday
日本証券業協会などが中心となって、証券知識普及プロジェクトなるものが動いています。日本人が株式などの投資に熱心でないことから、10月4日を「投資の日」と語呂合わせをして、国民に投資熱をあおっています。ジュニアNISAもその代表例です。
今日も香川県民ホール小ホール5階の多目的室に、100人ぐらい集めていますか。やはり金儲けとなると、老若男女大勢が集まっています。私もその中の一人ですから偉そうなことは言えませんが、ほかのセミナーに比べて真剣度が違います。 講師は、澤上篤人(さわかみ あつと)さん。投資に興味のない(金がない)私でも、ファイナンシャルプランナーの世界では、必ず登場する伝説の投資家。彼は 1947年、愛知県名古屋市生まれ。スイス・キャピタル・インターナショナルや山一證券のファンドアドバイザー等を務める。 ピクテ銀行日本代表や同社日本法人の代表取締役等を経て、1996年にさわかみ投資顧問株式会社を、1999年にはさわかみ投信株式会社を設立。設立から代表取締役社長を経て、現在は同社会長として長期投資の啓蒙活動に精を出す。 彼の話を聞いていると、これからの10年15年は、投資のビックバンのようなことを言う。そのポイントは、世界人口の伸びにある。1900年の世界人口16億人から年譜を書き、1970年には世界人口38億人の内富裕層が7億人でその他が26億人、合計が合わないのもこの世界では誤差の範囲か。 そして2016年世界人口73億人で富裕層は17億人、その他が46億人、2050年には97億人で富裕層は30億人にまで増えている。これが澤上篤人氏の理論の骨子になっている。会場から「日本の人口減は」という質問がありましたが、彼はあくまでも「そんなの関係ない」と。 先にも申したように、私は投資に関心はありません。ですからある意味偏見なしで彼の意見が耳に入ります。彼のやり方は、株式長期投資です。それも日本株で5社程度。インデックス投資や分散投資も、否定しています。もちろん投資銘柄は言いませんが、さわかみ投信株式会社をネットで見れば投資先も分かります。 応援したい会社を探す、その株を買う。下がったときに買い、上がれば売るという単純作業を繰り返す。これから間違いなく金利が上がり、債券は下がる。株式市場はV字回復をするが、債券市場の暴落は底なし。私でも国債の暴落は、あるように思います。 |