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米史上初の無血革命
西鋭夫(モラロジー研究所特任教授)氏のレポートが、手元にあって勿論読んでみました。表題のごとく氏は、ドナルド・ジョン・トランプ大統領誕生をアメリカの「無血革命」だと表現しています。その中から、ほんの少しですが拾い読みしてみます。

米国のマスコミはヒラリー陣営と共謀して、トランプ支持者を「大学教育を受けていない知的レベルの低い群衆」と卑下し続け、投票日の前夜までトランプ支持者を「人権差別者」「男尊女卑の推進者」と侮辱し、文化的に進化していない群衆と決めつけていた。

さらに、「トランプはワシントン政治文化に無知で国家運営が出来ない男」だと誹謗した。CNNは、トランプ攻撃の最先鋒として張り切っていた。CNNは、クリントンの御用局化していた。多くのマスコミの中で、FOXNEWSともう一つだけが「トランプバッシング」をしなかった。

マスコミに雇われていた数多くの解説者達は、名門大学を卒業し頭脳抜群と優越感に染まっていた。それらワシントンのエリート達は、「貧しくて大学へ行けなかった群衆」が、米国社会にどれほど絶望しているのを全く関知していなかった。

「グローバル化」という産業空洞化のウィルスに冒された米国内で、将来何ら希望も見いだせず、絶望的になっていた米国民、とくに中産階級が悶えている状態を完全に見逃したのは、ヒラリー陣営とマスコミの「賢い先生たち」だ。

絶望と激動の日々に耐えている人々は、トランプが「もう一度偉大なアメリカになろう」「お金持ちの国になろう」と訴える言葉に改革の望みをかけた。トランプが「希望の星」。暗黒の夜空に、こうこうと輝く大きな星が現れた。米国の国力と威厳を建て直す最後の救世主に、映ったのだ。大げさな表現ではない。

開票速報の実況中に、ヒラリー派のマスコミが真っ青になったのは、自分たちの奢りと傲慢が跳ね返り、矛先が己の心臓に突き刺さったからだ。開票直後から、トランプが予想に反して全米地図を共和党の赤色で塗りつぶしてゆく。

強い米国、富める米国を再建するトランプ・ルネサンス(一四~一六世紀,イタリアから西ヨーロッパに拡大した人間性解放をめざす文化革新運動)の幕が切り落とされたのか。我慢の限界に達していた米国民には、確かにそう思えた。

この71年間、米国は世界中で戦争を戦い続けている。日本の近隣国朝鮮半島でソ連と米国の冷戦が火を噴いた。米国はベトナム戦争へ介入し、莫大な国費を使い、また若者を徴兵して15年間地獄の熱帯雨林で死闘を繰り広げるも勝てず、必死の遁走で本国へ帰ってきた。

57,000名の米将兵戦死。200万人の南北ベトナム国民と将兵戦死。ベトナム敗戦で米国は富を失い、自信を失い、自己懐疑の泥沼へ堕ちていった。現在でも米国民は、ベトナム戦争の話はタブーとして話さない。

国内のインフラは壊れ、富の格差は天文学的に広がり、人種差別の悪習はさらに悪化し、そこへ南米から不法移民が年間百万人の単位で入国する。オバマ大統領に絶大な期待をしていた国民が、「裏切られた」と焦燥感に駆られていたとき、トランプが救世主のように現れた。

翻って永田町のエリート達(政治家・官僚・大手企業)は、日本国民が苦しい家計をやりくりしながら、律儀に懸命に働いていることに感謝もせず、商業活動の火種を消すかのような細かい規制を毎日のように発令する。

日本国民は、感情を表面に出さないが、日本のマスコミや政財界の指導者達に対して強い不満を抱いている。長い間鬱積している不満や怒りを表面に沸騰するのは、時間の問題だ。日本の国民は学問が好きで、頭が良い。発言をしなくても考えている。

日本のエリート達、国民の沈黙を自分たちへの「賛成票」と読み違えると、どんでん返しの「無血革命」を起こされますよ。奢るな。国民の鼓童に耳を傾けろ。何とも痛快な文章である。


| http://nobuchin.0011.co.jp/index.php?e=3614 |
| 社長日記 | 12:23 PM | comments (0) | trackback (0) |
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