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2017,02,07, Tuesday
2月第1例会は、日本銀行高松支店菱川功支店長の「最近の金融経済情勢」でした。過去にも、当時の日銀高松支店長・清水季子さんを例会にお呼びしたことがあります。彼女は現在ヨーロッパ局長として、ロンドンに赴任しています。女性初であります。
わがクラブ唯一のチャーターメンバーＬ大住省司は、美人で優秀な彼女が独身であることが「勿体ない」と言う。優秀なDNAを日本のために次に残してほしいというのが、彼の主張です。前職は料亭を経営されていて、歴代の支店長が良く来ていたと懐かしい話をしていました。 私の知り合いの大西等さんは、日銀高松店内の散髪所で、歴代支店長らの髪を整えたと聞いています。過去には今は昔、このような話が多く聞かれました。高松は製造工場などがほとんどないのですが、支店は多くありました。 さて菱川功高松支店長の話ですが、以下の項目で丁寧に話をして頂きました。 １．わが国の景気見通しと当面の注目点 ２．香川県の景気の現状 ３．転機を迎えた地元経済 特に香川県の現状については、瀬戸内国際芸術祭2016の経済効果が高松支店と実行委員から発表されたのですが、当然日銀高松支店が計算したと思われます。 それによると、来場者29万人×34,026円＝98.7億円。これに県外に流出する分を除いて修正したものが、直接効果＝86億円。 この計算には、1万人以上からのアンケートが使われています。私も書きました。これに1次波及効果29億円と2次波及効果24億円を加えた結果の経済波及効果合計が139億円として、少し前に浜田恵造香川県知事(実行委員長)から発表されたところです。 瀬戸内国際芸術祭2016の特に顕著な特徴は、前回の2013年の外国人の比率が2.6％から、13.4％に上がっています。経済波及効果という観点からは、かなりプラス面が大きい。背景には浜田恵造香川県知事らのご努力で、外国からの高松空港直通便が増えたことが影響しています。 高松空港直行便は、韓国ソウル(仁川)、中国上海(浦東)・香港、台湾台北(桃園)が就航しています。特に香港の格安航空会社ＬＣＣの「香港エクスプレス」は、瀬戸内国際芸術祭2016のために飛ばしたような飛行機です。一旦ルートが出来れば、瀬戸内国際芸術祭に関係なく、例えば中国の旧正月にも人が来ています。 菱川功高松支店長の話は、十分に資料(40頁に及ぶ)に裏付けされた、日銀マンらしい内容でした。メンバーにも好印象をもってもらえたと思います。幹事としてはこれから先の、2月第2例会の平木享県議、3月第2例会の浜田恵造香川県知事講演など、まだまだ気が抜けない例会が続きます。  また例会に、香川小児糖尿病「せとっこの会」医療管理責任者の横田一郎(四国こどもおとなの医療センター副院長)がお越しになり、スプリングキャンプ支援資金を浮田和也会長から贈りました。 今年35年目になりますが、栗林からの支援は今回で終わります。横田先生から、「35年にも亘りありがとうございました。これからは自分たちでキャンプを運営していきます」と。  例会後に4回目の指名委員会が開かれて、幹事にＬ石田謙作、第1副会長(増田宗樹第1副会長の次の会長候補)に、Ｌ松田展和が決定しました。勿論本人の了解を得ています。これで6月までの任期が、一層楽しみになりました。  |