人生はじめて、受賞祝賀会の発起人の一人として、本日花道に並びました。何人かから、「何でそこに立っとるのか」と質問されましたが、私にも分かりません。私以外の発起人は、三友堂の大内泰雄さんとか高松ロータリクラブの大西均会長とか、県中小企業家同友会の三宅昭二さんとか分かりやすいのですが、私は最初依頼されたときから「何で」。
祝賀会はクレメントホテル高松飛天の間で、150人ほどが参集しています。流石の顔ぶれで、ますます萎縮します。私も何度か受賞祝賀会には出席していますが、初めての世話人は、良い経験になりました。数日前の高商で、後輩に贈る言葉をいくつか述べましたが、「経験」は貴重な機会だと偉そうに言ったところでした。
田村日出男様は私が今更語るまでもなく、140年続く「宗家くつわ堂」五代目当主です。社長職は譲りましたが、今でも代表取締役です。弊社もどのくらいになりますか、特製瓦せんべいをお願いしています。私の似顔絵が入った、大判の特製品です。毎回10箱程度の注文ですが、見た人は驚愕しそして食べて笑顔になります。
大西秀人高松市長が、来賓挨拶でうまい例えをしていました。主食ではない菓子は、腹は満たさなくても人の心を和ませる。瓦せんべいを歯で割ろうとするから堅いのであって、手で小さく割って口に入れると、なんとも言えない甘みと苦みが口に広がる。
田村日出男様の存在は、菓子業界にあっては全国副理事長、勿論香川県下では長く業界理事長を努めています。同時に商工会議所では常任理事、同友会でも特に「同友会大学」に尽力されていました。田村日出男様の顔があれば、私もそうですが大勢がほっとするのです。
また本日は、田村日出男様の長男田村正之さんが、奥さん長男さんを連れて帰省していました。田村正之さんは日本経済新聞社勤務の記者さんであり、作家でもあります。最近は「初めての確定拠出年金」を上梓され、私は金融関係の知識に疎いのですが、田村正之さんの解説はよく分かります。
同じ席に、灸まんの㈱こんぴら堂位野木正さま、㈱志満秀の島一さまと3人の発起人のみなさま、はじめて拝謁するビックの近くにいられて、本当に良い経験が出来ました。改めて田村日出男様に感謝すると同時に、受賞おめでとうございました。