2017,02,23, Thursday
今月24日の金曜日から、毎月の最後の金曜日は午後3時に終業するようになる「プレミアムフライデー」がスタートすると賑々しく喧伝されている。はじめて聞く言葉で、驚いています。弊社で言えば2時間半ですが、3時間短縮の職場もあることでしょう。
これを取り込むように、デパートや商店街、飲食店は虎視眈々と新しいシステム導入を仕込んでいる。一体誰が、「プレ金」を仕掛けたのか。調べてみたら、政府と経済界が考案したらしい。業界団体などで作る推進協議会事務局によると、22日時点で3591の企業と団体が、公式ロゴマークを申請したという。 報道では関西の百貨店やJR西日本の仕掛けが掲載されているが、確かに金曜日の移動を考えれば、「プレ金」は、夕食までに北は北海道南は九州四国まで移動が出来る。しかしこの時期に、慌ただしくプチ旅行は限定的需要だと私は思います。 そうそう旅行で思い出しましたが、今月2・3・4日に日光鬼怒川温泉から群馬草津温泉方面へ高松栗林ライオンズクラブカルチャー旅行同好会で行きましたが、主催の阪急交通の広告を見ると、2月が45,000円くらいですが、5月の連休では130,000円くらいまで暴騰しています。 この価格差を見ると、若者の例えば北陸グルメツアーとか、北海道グルメツアーとか考えられなくもない。タダ単に早く終わったから、早く飲みに行こうかというグループはそんなに多くはないのではないか。アベノミクスの第4弾か。今の日本経済は、そんなに浮かれている場合ではないと私は思うのだが。 プレミアムフライデーは、消費押し上げ効果を狙っていると言われていますが、私は今の段階では導入できる企業がどのくらいあるのかと疑問視しています。就業規則などは、そう簡単に変更することは勿論出来ない。単に経営者側が、3時間早く帰って良いと言っても、そんなに簡単に仕事が終わるのだろうか。 多くの企業は、驚いていると思います。土曜日日曜日が休みの企業にあっては、週末の金曜日には多くを片付けなくてはならないはずである。こんな時短が闊歩するようになれば、日本人は働き方稼ぎ方を、根本から考えなければならない時が来ているとも思います。 |