第89回選抜高校野球大会が、兵庫県の甲子園で開幕しています。そして連日、好ゲームが続いています。昨年の今頃は、高松商も選抜大会に出場し、バスで高松と甲子園の間を行ったり来たりしていました。今は昔、文字通り夢のような第88回甲子園大会でした。
しかしあのチームが特別で、普通の「高松商野球部」が苦戦が予想されながら本日20日春の大会の初陣を飾りました。秋の大会が投手陣倒壊で、編成し直して公式戦に臨みました。長尾健司監督に聞いても、「投手がね」と昨年までとは違う返事でした。
また抽選の結果、高松商は昨年の県大会活躍から今年シード1位校ですが1回戦から強豪「大手前高松」との対戦です。結果はエース松岡志祐投手が被安打6、死球1で完封し、貧打と言われながら高松商が4点をもぎ取って、初戦突破です。終わって見れば、貫禄勝ち。
打線は1回裏に、5番の藤川の中前打でまず1点を先取。4回にも1点を奪取し、5回は4番朝倉佑哉と藤川の連続長短打の1死2、3塁から6番佐々木が2点適時打を打って、試合を楽にしました。見ている方も、この2点で「今日は行ける」と確信しました。
高松商は、松岡志祐投手が長尾健司監督の期待以上の活躍で完封。一方大手前高松は、宇良投手が5回、アンダースローの黒部が出たものの死球で坂本に変わり、最後は佐治投手が投げていました。夏に向けていろいろ試していた試合でした。
明日は雨が予想されていて、試合時間が2時間延長しています。順当に進んだとしたら、25日(土)10時からレグザム球場で、香川西と高松北の勝者と2回戦を戦います。次は28日(火)10時から、相手は三本松だろうと思います。
大手前 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 6 0
高松商 1 0 0 1 2 0 0 0 × 4 11 1