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豊島の産業廃棄物不法投棄問題搬出完了
瀬戸内海の小豆島の西に浮かぶ豊島(てしま)の、90万トンの産業廃棄物の島外搬出が、調停が定めた3月末の搬出期限を3日残し、撤去が完了した。当初65万トンと試算されたゴミが、最終的には90万トンまで膨れあがった。

1978年の、ミミズ養殖による土壌改良剤化処分業としての香川県許可を得て、80年から関西方面からの産廃業者が不法投棄を始めたものです。民間業者の不法投棄を、許可をした香川県が民間業者に替わり、搬出処理しているものです。

今後直島での溶融炉焼却など、廃棄物の無害化処理や、処分地の地下水浄化などの対策は残るものの、約40年ぶりに豊島から全ての産廃物がなくなったことになります。最後の産廃物運搬船「太陽」の最終便を、浜田恵造香川県知事ら関係者が見送ったのであります。

「太陽」の直島への輸送が始まって14年、5487回に渡って豊島と直島の間を行き来した。太陽はフェリーで、ゴミを運ぶと言っても大型トラックを最後は19台乗せて豊島の専用岸壁を離れた。この船はどうなるのだろう。

私はかねてから、島しょ部を結ぶ県有船の有益性を小欄でも訴えている。生島町の県営球場への観覧者移動や、逆に高松サンポートに新しい「県営アリーナ(体育館)」が建設されるに当たり、生島町の県営球場駐車場に車をおいて、県有船でサンポートへ来れば混雑が少なくなる。

話しを豊島の産業廃棄物不法投棄問題に戻しますが、産廃問題を巡っては、現職の浜田恵造香川県知事、元職の真鍋武紀知事、前川忠夫元知事、平井城一元知事と4人の知事がかかわり、知事として1番の難題だったと思います。

関係者は汗をかいたと思いますが、この間につぎ込んだ県税は727億円。豊島の産廃問題は、高度成長期の「大量生産・大量消費」のつけを象徴する事件の一つとなり、全国各自治体へも警鐘を鳴らした。

豊島の経験を今後の循環型社会構築の教訓として、地方自治体のみならず、県民一人一人が自らの問題として考えるきっかけとなれば良いのだが。歴史は続くというが、悪いことは勇気を持って断ち切らねば。


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| 社長日記 | 10:27 AM | comments (0) | trackback (0) |
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