世界で唯一の分譲マンション型大型クルーズ船「ザ・ワールド(4万余トン12階建)」が14日早朝、高松サンポート5万トンバースに寄港しています。私も自衛隊の掃海艇や飛鳥Ⅱなど大型クルーズ船を見てきましたが、この「ザ・ワールド」は桁違いにデカい。
おまけに、客室分譲型大型客船だというから2度驚き。分譲価格は億単位と言うが、ハワイの分譲マンションに良くあるシェアハウス型か。航海ごとに毎回乗るとも限らないので、恐らくシェアハウス型と違うか。それにしても、姿カタチが立派な豪華客船です。
私も経験があるのですが、これほど大きい豪華客船はほとんど貨物バースの付近に停泊します。当然海底が深く、長いバースを必要とします。高松のサンポート5万トンバースも2万トン用だったものを、5万トン用に改修しました。また香川県は、高松朝日新町北に10万トンバースを計画しているとか。
熊本の八代市や高知県には10万トンバースがすでに完成したと聞くが、私は高松サンポート5万トンバースを誇りたい。年に2~3回使われるバースより、毎月2回ほどこのサンポート5万トンバースに寄港する大型船が楽しみです。今日は孫もいないのに、わざわざ見に行きました。
この「ザ・ワールド」は、約200人の住人を乗せています。サイズの割に、乗客は少ないと思います。バスでここから移動するにしても、5台の観光バスで間にあいます。このサイズであれば、栗林公園等でも十分収容できます。
言われているように10万トン大型船の2,000人の乗客となれば、50台のバスが必要になります。バスの手配はなんとか出来ると思いますが、栗林公園も50台の大型バスは収容しきれません。その他の観光地でも、同じことです。楽しんでもらえるサイズには、自ずと限界があります。
無理せずに、サンポート5万トンバースを有効活用してもらいたい。第一こんな便利な立地にある5万トン岸壁は、全国にそう多くはありません。乗組員も簡単に買い物ができるし、栗林公園程度の距離は歩くと言います。実際私が、飛鳥Ⅱ乗組員に生で聞いた証言です。
また今日は池田清一郎塾が、瓦町フラッグで開催されました。この件はまた別の機会に紹介しますが、池田清一郎氏の話によると、世界の豪華客船を日本へ誘致するフィクサーの女性がいるとか。「ザ・ワールド」の高松港への寄港も2度目とか。
これからの課題は、人とのふれあいです。今回は光華幼稚園児が出迎えたと聞きましたが、ライオンズクラブ国際協会に所属する高松周辺20余のクラブで歓迎し、玉藻公園や栗林公園、屋島水族館・屋島寺等々を案内するのは、新しいアクティビティーにならないものか。これは世界中からの乗客の心を掴み、印象に残ると思うのだが。