5月第2例会は、今年の例会運営の象徴となった「講師例会」の、そのトリを飾るにふさわしい講師をお呼びしました。メンバーの強い要望もあり、交渉に行くと二つ返事で快諾いただきました。「リーダーのあり方1,613名を束ねる男」、香川県中小企業家同友会・川北哲代表理事。
私もこの同友会には20年ぐらい籍を置き、高松第4支部支部長から始まって、異業種交流委員会や共同求人委員会の委員長を仰せつかったこともありました。確かにこの組織で、「経営計画書」「経営指針書」作りが出来ました。まさに初期の経営を、ここで学びました。
今は次男坊が高松第4支部に所属し、「青年部OB」のような立ち位置で出しゃばっているようです。「蛙の子はカエル」と私も人から言われるだけに、せがれへの風当たりは相当強いものがあるのではと、内心申し訳ないという気持ちがあります。
ところで川北哲代表理事ですが、過去には高松栗林ライオンズクラブのメンバーでした。三本松での新規事業のためにライオンズクラブを退会されて、三本松のロータリークラブへ入会となりました。今では2つの組織への所属も正式に許されていて、川北哲氏へのラブコールがいろいろなテーブルから上がっていました。
今日の川北哲代表理事の話は、経営者として同友会で学んだこと、ライオンズクラブのチャンネルではあまり縁のない世界の話でした。また両方の組織に現在も所属されているメンバーも、クラブ内に数名います。最終的には、「企業は従業員とその家族」を大切にするものでなければならないという落ちでした。
特に同友会では、発足が左系信奉者の有志集団であったがために、「労使見解」という考え方、またそれをまとめた冊子が私が入会した昭和58年にはすでに出来上がっていました。これは盛和塾での、「大家族主義」を彷彿とさせるものです。経営者の生涯目標は同じで、組織によってアプローチの方法、つまり戦術が異なるということでしようか。
閉会前に、この会場での例会がこれで最後で次期は会場が変更になることから、スタップに感謝の花束をプレゼントしました。