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2017,06,03, Saturday
百周年イベントの一つとして、高松北ライオンズクラブ(山本悟史会長)が表題の講演会に女優の杉本彩(公益社団法人動物環境・福祉協会Ｅva代表理事)さんを招き、サンポート高松国際会議場で講演会、その後「かがわ命を考える有志の会=ブリッジハート」がパネルディスカッションを開きました。
 香川県は残念ながら交通事故死亡者数が、10万人あたりですがワースト1位。また犬猫殺処分数4位ながら、犬の殺処分数は全国1位の恥ずかしい状況です。この現状を開会前に小学生の、「殺処分０にする方法を命を守る方法を私たちと一緒に考えて下さい」という知事・市長への訴えが請願文(作文)で紹介されました。  杉本彩さんは、女優さんですが先の団体の理事長、みずから25年間にわたり犬猫を飼育しているそうです。今は猫８、犬３。もとろん全犬猫に、それぞれの名前があります。見かねて飼育を始めた猫も、いるようです。 「かわいいだけでは、飼育が出来ない。かわいそうだけでは、問題解決にならない」。平成27年の全国犬猫殺処分数は、82,902頭(猫80％)で、平成21年に比べて2.8倍にも拡大しています。ある意味ペットブームかも知れませんが、「命」が粗末に扱われています。 しかし杉本彩さんは、殺処分はゼロに出来るという。テクニックの問題で、放置収容施設の規模拡大をしたり、引き取り手を積極的に探すとか、しかしこれらで抜本的な解決が出来るわけではない。動物の命の尊さを人間がどう考えるかです。 解決策として １． ペットショップではなく、保護施設から犬や猫を迎えて下さい。 ２． 犬や猫は、人と同じように感情があり心があります。純粋な動物の心をどうか裏切らないで下さい。 ３． 天国へ見送るまで、責任を持ってお世話して下さい。 ４． あなたが何かあって一緒に暮らせなくなった時の「もしも」のことを考えて、ペットの次の行き先も準備しておいて下さい。 猫１頭は生後4～12ヶ月で子どもを産みますが、まず1年後に20頭、2年後には80頭、3年後には何と2,000頭に増えます。去勢をしないとあっという間に、猫屋敷になってしまいます。猫の発情期は年に2～4回、普通に1回に2～4頭を産みます。 ペットショップの裏事情も、披瀝していました。平成25年9月「改正動物愛護法」が施行されて、自治体が引き取りを拒否することが許されて、「引き取り屋」が現れています。ペットブームのように言われている昨今、犬はともかく猫は近所迷惑の場合もあります。 |