2017,06,22, Thursday
私の「身分証明書」と「印鑑登録証明書」が必要になり、高松市仏生山出張所へ取りに行きました。印鑑登録証明書は、住基カードがあればコンビニエンスストア(コンビニ)でも入手出来て、しかも窓口より確か100円安い250円。
しかし「身分証明書」は、市役所とか出先の窓口でなければ取得出来ないのが現状。従って両方がとれる仏生山出張所へ、私は行きました。ところが窓口では、印鑑登録証明の番号が記載されたカードが必要だというのです。 住基カードで全てが解決すると考えていた私は、当然のように文句を言います。あらかじめ窓口にいた男女2人のうち、トラブルを避けて女性に声かけたくらい、私も窓口でもめたくないのです。でもこの彼女の受け答えにも、私は不満です。 でも彼女に噛みついても、仕方がないことです。「今度会った時に大西秀人高松市長に言ってやる」と言うと、窓口の彼女は「御願いします」。担当者も、実は被害者なのか。ぶつぶつ言いながら、印鑑登録証明の番号が記載されたカードを取りに帰りました。 住基カードを取得後に、「印鑑登録証明カード」は、もう用なしで捨てようかとも思ったことがありましたが、確かまだ、あの引き出しに入れてあります。きびすを返して、二つの書類を無事に手に入れましたが、考えてみたらこれから先はどうなるのでしょうか。ここでクエスチョン。 庶民の味方と言われる郵便局は、全国に2万4千台のATM(現金自動預払機)があるそうです。これに対して、コンビニエンスストア大手「セブン‐イレブン・ジャパン」には2万3千のATMがあり、その他のローソンなどを含めると、「コンビニ群」のATMの数はもはや日本一のネットワークを構築しています。 また「Family Martでは、ゆうちょATMが使えます!」勿論全金融機関のATM(現金自動預払機)として。 この現象に金融機関は、独自のATMの増設を押さえて、コンビニ店舗を利用する方向へシフトしています。ある金融関係者は、1台のATMの設置と初期費用で1台1億円かかると言います。 コンビニへ支払うサービス料を考えても、「相乗り」が十分採算がとれるものだと言います。高松市も平成の合併で市政地域が広がったこともあって、本庁以外の受付窓口を増やして、市民サービスをはかっていますが、今のようにコンビニが増えていったら、果たしてこの窓口は必要なのか。 そこの窓口には当然人員の配置が必要ですし、人件費も当然増えていきます。問題はコンビニのATMで今は出せない「身分証明書」等を、どうするか。一層のこと出してしまえばともらう方は安易に考えますが、「身分証明書」は本籍の記載もありますし、「禁治産・準禁治産者であるかないか」、「被後見者(認知症)であるかないか」、「破産宣告の有無」と多くの個人情報を掲載しています。 私も過去に一度、コンビニで印鑑登録証明書を出しました。店内に設置されたプリンターで、印刷しました。印刷されたものはよく出来ていて遜色はありませんが、プリンターに残された「データー」はどうなるのかと心配しました。デジタルデーターに精通し、悪いことを考える人には、美味しい情報でしょう。 また本来本日のネタとは違うのですが、コンビニは、「公衆トイレ」の役割も担っています。私が「市営トイレが少ない」と言うと、市職員は、「公衆トイレ」が代役を担ってくれていますと正直なことをいう。となれば、コンビニを公共インフラと位置づけるか。 高松市では昔の公民館内に、「市役所出張所」と「コミュニティーセンター」の機能を通常持たせています。しかし建て替え新設時には、両方を分けているところも散見されるようになってきています。つまり防災基地として等コミュニティーセンターを重視し、市役所出張所機能を省いているところもあります。太田コミュニティーセンターなど。 先のATM(現金自動預払機)とコンビニプリンターは違うものですが、ほとんどの店でこの2台は並んで設置されています。郵便局がまちの中心だったように、これからはコンビニがその役割を果たすようになるかもしれない。しかし郵便局と違うのは、コンビニは新設も多いのですが、撤退も早いのです。そこを利用者がどう使い分けるか。 |