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九州豪雨のもたらす日本人への警鐘
大規模な土砂崩れが発生した、大分県日田市小野地区。消防団員の男性が巻き込まれ、死亡が確認された。記録的な豪雨で死者が計15名にもなった。犠牲になられた皆さんに、心より哀悼の意を捧げます。二次災害も心配され始めた災害現場。しかし72時間の生存の壁に向かって、自衛隊など24時間体制の救助が続いている。

昨日の小欄にも書きましたが、流木が実に多く、それが二次災害につながったと思います。道路が寸断されて、緊急車両が入れない。命はヘリコプターで救えても、生活は道路がなくては救えない。とりあえず被災者全員の命の担保ですが、次にどうするかも、考え始めなくてはならない。

もちろん私は災害の専門家でもありませんから、めくら蛇に怖じずで、好き勝手を言っているだけです。私は大雨が原因で、山の斜面の深層なだれが発生したと思います。これの副因は、これまで50~70年捨て置かれた山の木にある。密集する森の木は、伐採されることがなく自然のままに生育している。表層なだれで持って行かれる木より、量が増える。

国も重い腰を上げて、森林の木の活用を言い出していますが、まだ1年程度。要するに山深いところの木を切って、その木を切り出し建築材料等に活用する。そのための切り出し道などのインフラ整備を国がやって、民間がそれに乗っかり収益を上げる善循環計画。

そしてその後に、檜の苗木を植えるのです。もちろん根の深い木であれば、檜でなくても松でも良いのですが。このあたりの植樹の選択は、専門家にゆだねるとしても、手を入れることが喫緊の課題だと思います。これは日本全国に共通した現象で、これらの被害は、これから全国どこでも起こりうるのです。

そして大変失礼なことを申しますが、限界集落は町村を捨てるしかない。住宅は、安全安心な場所に移すべきです。独居老人が増える限界集落は、この際あきらめて、もしもう一度家を持つのであれば、是非とも安全なところに移転をしてはどうだろうか。恐怖と戦うことは、恐怖のないところ避難するのも一考です。

そして仕事としては、山深い森に入る。これまでの考え方であれば、森がある近所に住宅つまり地区が小集落として存在しています。だから、今回のような深層なだれに遭遇する。家を建て替えるなら、安全安心の場所に土地を移すことです。街中でも、人口減で空き家空き地が増えています。こういうところで住居を確保すれば、次の50年ぶりの大災害は防げます。

この九州北部の豪雨は、この先も恐らく続きます。異常気象での大雨、当初は山陰地方が危ないと言われていました。いくら気象予想の精度が上がったとしても、備えていてもあれほどの大雨にはこの通り、なすすべがありません。いつ自分のところがやられるか、神でも分からない。

限界集落にある橋も道路も、この先はインフラとして整備出来るかどうか分かりません。トラックが入れなくなった地区は、生きていけない。これまでは所有権という法律で守られた自由選択権で、どこでも住宅を建てることが出来ました。しかしこの先の地方自治体の財政を推し諮っても、これまでのような少数に対しての手厚い行政サービスはとても出来ません。

安全に利用出来るような「保全」さえ、この先日本全国津々浦々までは無理だと思います。どこかの避難所で、ここも危なくなったから移動をしてくれと言う行政の提案に、住民の一部が切れて叶わなかったと聞きました。あほかいな、自分の身の安全は自分で守らなければ。行政にゆだねる前に、まず自分で自分を守らなければ。


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| 社長日記 | 09:31 AM | comments (0) | trackback (0) |
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