2017,07,24, Monday
今月9日から始まった第99回全国高校野球選手権香川大会は、23日決勝戦を迎え、シード1位の三本松がシード3位の丸亀城西を7-1で破り、24年ぶり3度目の甲子園切符を手にした。就任から2度目の大会で、優勝に導いた日下公太監督(33)は、チーム初めての1勝を目論んでいる。残念ながら三本松の甲子園成績は、0勝3敗。
19日の高松商に6-7と競り勝った三本松だが、投打に安定していると感心する。確かに総合力は県下1位だ。特に県下随一と評されているエース佐藤圭悟君が、決勝戦でも7被安打5奪三振で4回の1失点だけ。140㎞超の速球を武器に、腕をよく振り変化球も鋭い。 前日の準決勝戦でも大手前高松に対して、被安打12で5点を取られたものの、6-5で接戦をものにしている。この試合大手前高松の攻撃も、単打に徹底し、エース佐藤圭悟君をよく研究していた。佐藤圭悟君の特徴として、豪腕タイプだが奪三振は決勝戦で5(四死球1)、準優勝戦では奪三振2(四死球2)。 この打たせて獲る投球が、次の三本松の攻撃につながっていると私は思う。打撃も絶好調だ。打撃陣も佐藤君が豪腕だが、どうしたことか完封が対善通寺一戦の5回コールド12-0だけ。打たせて獲る投球に、打線も奮起している。コールド勝ちもあるが、5試合平均7.2と得点力も遜色ない。 こうして平成29年の夏の香川県大会を振り返って見ると、どこが甲子園へ行っても不思議はないと戦前いわれつつも、ジード1位の三本松の投打に渡る活躍が抜きんでていたように思います。私も高松商が負けてからレグザムスタジアムへは行っていませんが、ジンクスとして高松商に勝ったチームは活躍をします。 今年の三本松のチーム力は、甲子園1勝につながると確信します。くじ運もありますが、アクシデントがない限り、2つ3つは勝つように思います。一方母校高松商は、新チームでやはり課題は「投手」。香川卓摩投手が2年生になる新チームで、長尾健司監督は選手をどう生かすか。野球部員も増えているなか、心配と期待が交錯するOBの1人です。 |