2017,08,18, Friday
大方の予想を覆し、香川県代表の三本松が、東東京代表の二松学舎大学付属を5-2で破った。私は香川県大会が終わり、高松商と三本松の総括をするのに、「三本松は甲子園で1~2つは勝つだろう」と予測していました。「どんなもんだい」と胸を張りたいところですが、頑張ったのは私でなくて、三高の選手らです。
三本松は、投打共に尻上がりに調子を上げています。2点は取られたものの、エース佐藤圭悟君が良かった。投球数が何と87球、11安打されながら最終回の2失点だけ。2四死球で奪三振も2という100点満点の結果です。2失点は100点ではなくて、80点ぐらいと思われるかも知れませんが、次にまだ試合があることを考慮すれば最少失点はいい。 先の試合、二松学舎大学付属高校は明桜(秋田)相手に、14-2で勝っている。これは打ち過ぎです。こんなに打つと、次の試合が妙に貧打になることが多い。高校生投手も、これに似た傾向があります。完封すると、次も「押さえよう」という気になりがちです。だから私は完封するより、1~2点は与えても良いと思います。勿論それ以上あげて、勝ったらの話ですが。 3万5千人の観客のうち、3万人は二松学舎大学付属の勝ちを予想したと思いますが、0-0でむかえた5回表三本松の攻撃は、1番大久保君が二塁打で走者2塁。2番多田君の犠打で、1アウト走者3塁。3番佐藤圭悟君のスクイズで均衡を破った。6回にも1点得点して、2-0。9回表に3点を加えて、最終回二松学舎大学付属の攻撃で2アウトから2点は獲られたが、投打にバランスが良かった三本松の勝利。 エース佐藤圭悟君の投球数がわずか87球で、2回3回7回8回と4つのダブルプレーで凌いだ。守備は4つのダブルプレーのほか、5回裏二松学舎付属の攻撃、ランナー2塁から内野安打で3進、2塁守がもたつく間に3塁ランナーが飛び出しながら帰塁できずにアウト。これも大きかった。 強打の二松学舎大学付属に二桁安打(11安打)を浴びながら2点に抑えたエース佐藤圭悟君の活躍と、守備力で三本松初の甲子園2勝目。県勢としても15年ぶり、尽誠高校以来のベスト8。公立校は三本松だけになったが、公立の意地を見せて欲しい。国体も待っている。次の相手は、西東京代表「東海大菅生」、あの早稲田実業を破ったチーム。 勝てそうにない相手ではあるが、勿論勝算はある。6月の招待試合で三本松は、早稲実業と戦って勝っている。接戦になると思うが、僅差で勝利してもらいたい。 高松商ホームページへ |