2017,09,01, Friday
郵便局からの、簡易書留の留守配達記録がポストにあった。ソニー生命だが、心当たりはない。留守BOXに入れてくれれば、腐るものではなさそうで、二度配達する物でもないと思いました。「簡易書留ですから」と配達員は詫びるのですが、わざわざ手渡しするようなことではないのでは、正直な受取人の感想です。
果たして開封してみれば、「このたび、弊社元社員がお客さまから不正に金銭を詐取していたことが発覚いたしましたので、お知らせいたします」 と始まる文章一枚です。追加の被害者がいないか、調査をかねて会社には責任がないと言わんばかりの言い訳文と読めます。 文面では、ソニー生命保険のホームページで公表している事件だというので、早速どんな内容の事件か、調べてみることにしました。以下ホームページからの文言です。 現在確認できている不正行為の概要は、弊社元社員某(45歳)、退職時 高松支社(香川県)所属)が、弊社および弊社金融グループ会社の架空の商品加入等の手続きを装い、お客さまから不正に金銭を詐取していたというものです。社内調査により、当該元社員は、お客さま計6名から総額1億3,521万円の金銭を詐取していたことが判明いたしました。 私もここに少しばかりの契約がありますが、その担当者からの連絡もなく、事件は知りませんでした。気にかかる契約者は、以下に掲載した「お客様ご相談窓口」まで連絡下さいという内容です。加えて、今後このような不正行為を発生させないよう、再発防止等を講じコンプライアンスの強化に努めてまいります、と書き添えてあります。 悪い男は元社員某ですが、金融グループ会社の架空の商品加入等を通じてと言うくだりは、ソニー生命は何を売っているのかと疑問に思います。銀行が定期預金を解約させて、投資信託を売るのも法律に触れることではなく、また生命保険会社が金融商品を売ることも合法なのでしょうね。 収益源をいろいろなところに求めるのは、企業としてはごく当然のことで、法律に触れない限り最大限努力したら良いことですが、働く者が罪を起こさない、起こせないダブルチェック体制を企業として真摯に考えることではないでしょうか。 またA4一枚の周知文を出せば、会社には一切責任がないと思っているのではないかと顧客が勘ぐるような所作では、これから先の会社の繁栄はおぼつかないのではないでしょうか。ソニー生命保険しっかりせんか。 これを書いた後にソニー生命の社員と連絡がつき、彼は大変迷惑をしているとのこと。社員が金銭を預かることはなく、すべてが振り込みだという。また紹介した商品の購入歴はなく、最初から詐欺目的で、金は自転車操業状態で回していたようです。ソニー生命保険さん、きつい意見でゴメンナサイ。 |