2017,09,13, Wednesday
県内でうどん店をチェーン展開するウエストフードプランニング(丸亀市「店名はこだわり麺屋」)は、イベント用の手打ちうどんセット「うどんレク元気玉」の販売を本格化させている。福祉施設などから、「うどん作り体験の準備が大変だ」という声を聞き、商品開発したもの。
2015年度かがわ県産品コンクールで、最優秀賞に輝いた家庭用うどん打ち体験セット「元気玉」をアレンジして、多人数用に対応した。昨年の「介護の日(11月11日)」に初めて提供し、今年はすでに約20施設から注文が入っているという。何も介護施設に限ったものではないので、全国展開も面白い。 メニューとしては、4~5人前に当たる冷凍うどん生地400グラムのみ(少し少ない感があるが税抜き400円)や、うどんダシ付き(税抜き500円)、オプションで麺棒(税抜き200円)を用意し、5個以上から注文を受け付けている。プロが使う一玉のサイズは、20玉程度だから5分の1サイズになる。このプロサイズだと素人には扱いにくい。よく考えられたサイズに、仕立てられている。 私も麺職人だったことから、廃業後に一度だけイベントで手打ちうどんを振る舞ったことがありますが、野外でしたが大変でした。あれが、最初で最後になっています。面白い企画だと思います。こだわり麺屋の小西啓介(ウエストフードプランニング代表取締役)さんは、多店舗化もやりながら、海外出店へも関心を示し、すでに農業法人も立ち上げている。 農業法人は、自店用「うどんネギ」の作付けから始まり、その面積を広げている。うどん用小麦の栽培まで、やるのかどうか、今後が楽しみなウエストフードプランニングです。小欄でもよく言うのですが、昔の大型店のうどんはまずいというのが定説でしたが、こだわり麺屋をはじめ、最近は大型店の努力が美味いうどんを提供しています。 東京JR有楽町駅西口、有楽町ビックカメラ南の「有楽町ビルの地下1階」に「たもや有楽町店」が出展している。私も、迷ったら「たもや」と決めている。また押上の東京スカイツリーまで足を伸ばすと、「やまだ家」さんがある。 味は、高松の多くの店と同じ程度(いやそれ以上かも知れない)に美味い。以前、郷土がうんだレコード歌手「渡辺要」さんら一行と遭遇しました。さぬき人は東京でも、さぬきうどんを食す。ある意味東京を、楽しみ切れてないのか。 一方香川県内では、うどん作り体験ツアーも、中野屋さんやさぬき麺業が琴平や高松市内で取り組んでいる。しかしいずれも来店を促してのイベントで、施設入居者のようにそこを離れがたい人にまで届かないものになっている。さぬき手打ちうどんを大勢に堪能してもらえると、さぬきへ行こうかという人も増えるかと期待が広がる。 過去の小欄に似た記事が |