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家会議in男木島
3日文化の日ですが、朝の松山からJR予讃線いしづち12号に乗車して、高松へ帰ってきました。11:54高松駅到着、12:00の女木男木行きフェリー「めおん」に乗り込むのは無理だと考えていましたが、とりあえず乗船口へ行くしかありません。次に13: 00チャーター便を出すからと事務局山口美芳さんから言われています。別に焦ることはないのですが、それでも人の心理とは、思わず駆け足になります。

高松港から出て20分ぐらいですか、女木島へ入港。いつもだとここで大勢が下船しますが、今日のこの便は、男木島へ行く人が多いようです。料金は往復1.020円。これも主催者が、還元してくれました。下船して、受付をしたところで弁当を頂きます。この弁当は何と、男木島のNPO法人男木島生活研究所・福井大和さんの手作り、島にお金が落ちます。

このイベントは、平成29年度国土交通省住宅市場整備推進等事業住宅情報管理システム「おうちプロフ」整備事業の一つとして、実施されています。要するに国の補助金を使って、システムを構築しようとしているのです。私も国土交通省の平成24年度国土交通省「中古不動産流通市場の活性化に関する調査検討業務」の採択をうけて、インスペクションと呼ばれる「建物目視検査」システムを構築しました。

来年4月からは、全国統一、宅建業者が売却依頼を受ける際に、インスペクションをするかしないか、売主へ確認することが義務づけられます。これで中古住宅の流通が、それまで以上に進むと予想されています。これまで木造一戸建て住宅の寿命は20~30年と言われて、解体新築が当たり前の社会常識ように言われてきました。

日本の住宅は、手入れをきちんとしたら100年は大丈夫です。それを供給側の都合で、「新築神話」がまかり通っていた訳です。よく考えてみると、「もったいない」ですね。世界的に俯瞰してみても、日本の中古流通量は、ダントツビリです。アメリカを対象にしてみると、三分の一程度の流通です。

さてメインの講演会は、「地方都市における「リノベーション」の必要性とその手法」と題して、内山博文氏が、瀬戸内国際芸術祭で創られた男木港内「高松市男木交流館」でおこなわれました。氏は、国土交通省「中古住宅市場活性化ラウンドテーブル」委員も務めている。2016年にu.company㈱を設立し独立して、企業やリノベーション事業を主に手がけています。

プロダクトアウトではなくマーケットアウト、価値軸の転換(既成概念からの脱却)、持続可能な仕組みの構築を力説されていました。彼が作った新語ですが、「医」「職/食」「住」にあってまず常識を疑えと言う。

その後「男木島図書館」に場所を移して、内山博文氏を交えて座談会が続きました。移住者やUターンIターンの若者住民と、家会議に参加して残った総勢20名ほどで、活発な意見交換をしました。数日前に移住者同士で結婚した「新婦」も、図書館にいました。島内での結婚式は、半世紀ぶりだとか、衰退の一途をたどっていた男木島に、まちづくりの一例をみます。

高松からだと手前にあるのが女木島、ここには多くの別荘・企業の保養施設があります。つまり賑わっているのですが、定住者は男木島と同じ160人程度。中学校は以前から高松市内へ来ていましたが、小学校は休校中、長く不便をしていた男木島に、今は保育園・小学校・中学校があります。ここの豊玉姫神社は、子作りの隠れたパワーポイント、来年は戌年ですから、人口が増えると良いですね。

帰りは事務局が気を利かせて、双胴船「風向」に乗せてくれました。定期船に比べて小さいだけに、流石に揺れはありますが、16人ほどが乗船しています。船長が、救命胴衣の着用を指導します。確か瀬戸の夕陽を見るクルージングも、確かこの船だったと思います。大北敏博家族が来髙した際に、彼にクルージングを勧めたことがありました。

懇親会は、丸亀町イタリアンビストロ・ヒライです。男木島から福井大和さんも参加してくれています。同整備事業の委員を共にしている岡下勝彦高松市議会議員も、来ています。先の衆議院議員選挙では、女木男木島へ入って、ポスター貼りから投票依頼と大変だったようです。相手との差が2,000票足らず、島しょ部の票で勝ったと揶揄されたとも。

島民の福井大和さんの帰りは海上タクシーで、1万円(多少の割引がある)で、宿泊した方が安いのですが、やはり帰るそうです。71食の弁当作りのために、早朝3時から仕込みをした彼は、先の結構式でも媒酌人で、今日のこのイベントが終わってほっと一息つくところです。島のニューリーダーです。




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| 社長日記 | 10:39 AM | comments (0) | trackback (0) |
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