明日から開催の育樹祭の併催行事として、東かがわ市ベネッセおおちイベントホールで、「育林交流集会」が開催されました。「森林(もり)を使い、森林(もり)を守り、そして地域の未来へ」と副題がついています。基調講演は、藻谷浩介氏の「里山資源の活用による地域の活性化」となっていましたが、里山には触れない話が多かったと思います。
しかし私は、里山だろうが日本全体のことだろうが、そんなのは関係なく、藻谷浩介氏の話が聞きたかったので行った次第です。と言うのも過去に、花樹海のオーナー三矢昌洋さんから藻谷浩介氏の人となりを聞き、本を頂き読んだことがありました。
その時の印象はズバリ、「統計数字の虫」でした。今日もスクリーン数字を打ち出しています。まず「〇〇年に比べて殺人が増えたと思う人はパーを、減っていると思う人はグーを出して」に始まり、会場400名ぐらいの聴講者を寝かせません。この後もいくつかの質問があり、寝ていた人は起こされました。
藻谷浩介氏は、「イメージに騙さされるな」と言うのです。最近は極悪非道の殺人事件が増えていますよね。だけど統計からは、殺人者の数字は減っています。因みに刑務所へ入る囚人の数も、ここでは話題になりませんでしたが、新聞報道では減っているのです。ただし65歳以上の再入所者は、増えているようです。出ても就職口がままならない?
また面白かったのは、人生を野球のイニングスに合わせて、5回裏が50歳、私の65歳は7回表、9回裏は90歳、この後延長戦もあります。人生今からが面白いのです。