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お釈迦さまが唱える六波羅蜜の修行稲盛和夫解説バージョン
いつもの小欄と違って、今日は高尚なネタを紹介します。とは言いながら、すでに何度か小欄に登場しています。2008年10月のニューヨークでの市民フォーラムを皮切りに、小欄でも8度紹介しています。接するたびに紹介しているようです。お釈迦さまは、人生における究極の目的は、「悟りをひらくこと」であると言っておられるのです。

今日の記述は、稲盛和夫塾長がわれわれ盛和塾生に伝える機関誌に掲載されていることで、勿論浅学非才な私が、仏教のことまたお釈迦さまのことを、どうこう言うものではありません。しかし、稲盛和夫塾長というフィルターを通して、お釈迦さまの教えの一端に触れるだけでも意義のあることではないかと、紹介しています。これらのことは、とても私に出来ることではありませんが。

仏教で「彼岸に至る」は、われわれ凡人が考えるこの世の向こう側にある極楽浄土ではなくて、悟りの境地のことをいいます。悟りをひらけば安心立命の境地に至り、そこが極楽浄土というわけです。その極楽浄土に渡る方法として、お釈迦様は「六波羅蜜(ろくはらみつ)」の修行をせよと説いています。

最初の修行は、「布施(ふせ)」です。お賽銭をあげることもそうですが、人を助ける行為はすべてこの布施になります。二つ目の修行は、「持戒(じかい)」、戒律を守ること。お釈迦様は、「人間には六つの煩悩がある」とおっしゃっています。戒律を守るためには、煩悩を抑えることが求められます。

煩悩のその一は、「貧(とん)」と呼ばれるもので、食欲、性欲、名誉欲といった人間なら誰でも持っている欲望を指します。これらは、肉体を持っていればどうしても必要になるものですが、それが過大になりすぎてはいけません。

その二は「瞋(しん)」です。怒りにまかせて勝手な振る舞いをし、周囲の人に迷惑をかけてしまうような心です。その三は、「痴(ち)」です。無知なあまり、しょっちゅう不平不満を洩らし、うまくいっている人を見ると面白くないと妬む、そういう卑しい心のことです。

その四は、「慢(まん)」です。謙虚さを忘れ、傲慢になっていく心のことです。その五は、「疑(ぎ)」読んで字のごとく、疑い深い心のことです。最後のその六は、「見(けん)」です。物事をすべて邪(よこしま)に見る、悪い方に解釈する心のことです。昨年の11月から毎日新聞の経済欄に、「思い邪なし」稲盛和夫物語が掲載されていますが、その「よこしま」です。

この貧、瞋、痴、慢、疑、見を六大煩悩とし、それらを抑えなさいとお釈迦さまは説かれました。つまり、これが持戒です。また六波羅蜜の修行に戻り、三つ目は「精進(しょうじん)」です。これは一生懸命に働くと言うこと。そして四つ目は、「忍辱(にんにく)」。これは「堪え忍ぶ」という意味。ここで思い浮かべることは、西郷隆盛の流刑。NHKの大河ドラマ「西郷どん」で紹介されると思います。

五つ目は、「禅定(ぜんじょう)」です。坐禅を組むということですが、坐禅までいかなくてもせめて一日に一回、心を鎮める時間を持ちなさいという教えです。以上の五つことを心がけていると、やがて六つ目の「智慧」に至ります。これが六波羅蜜の修行の一端です。

出来ているかどうかは別として、知らないとはじまらないと私は思うのです。仏教の本などは難解に書かれているものが多く、稲盛和夫塾長のこのくだりは、私にはとてもわかりやすく明解なものです。参考になれば。

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| 社長日記 | 09:18 AM | comments (0) | trackback (0) |
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