2018,01,13, Saturday
ラグビーの日本選手権をかねたトップリーグ決勝トーナメント最終日は13日、東京秩父宮ラグビー場で行われ、決勝ではサントリーが12-8でパナソニックを破り、王座に就いた。3位決定戦は、ヤマハ発動機が28-10でトヨタ自動車に勝った。
強いサントリー、パナソニックも後半試合終了前に追い上げたが、司令塔のSOバーンズの抜けた穴を埋めきれず、サントリーが日本選手権とトップリーグともに勝ち、ともに2連覇を達成した。高校、大学とラグビー決勝戦を見たが、やはり社会人はうまい。 昨年の覇者サントリーは、それなりにプレッシャーもあったと思う。追われる身は辛い。勝って当然のように言われるし、昨年並みと言われるためには、優勝しかない。一方パナソニックも、司令塔のバーンズが試合開始10分で負傷退場し、フランカのポーコックも頭を打って後半の出場なし。 オーストラリア代表キャップを持つ二枚看板を失ったパナソニックは、試合プランが大きく崩れた感じがした。後半は何度も相手陣内に攻め入ったが、ラインアウトでの連携がかみ合わず、また密集でのボールの獲り合いにも負けた。やはり二人の不在は、歯車を狂わせた。1トライで追いつく試合の、「次」が出なかったパナソニック。 サントリーは、勝つにしても世界基準に合わせて過酷な練習をしたと聞く。残念ながら世界ランクで日本のラグビーは、10指に入るかどうか。確かに体格にも大差があって、オーストラリアやニュージーランドの選手と比べたら見劣りがする。しかし体格差はあるが、それを理由にしていたのでは、いつまでも勝てない。 考えを「世界」と決めて、日々精進するのとしないのでは、大きな差がつく。野球・サッカーなどでは、日本人が驚くほどのレベルアップをしている。やはり一番は、考え方だと思うのですが。 |