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自殺者は8年連続減少だがその数2万人余
厚生労働省が19日発表した2017年の自殺者数(速報値)は、2万1,140人(前年対比757人減)で、8年連続の減少。しかし11月分までの数字で、年代別区分の未成年は対前年比で増加している。昭和40年代からのモータリゼーションで、交通戦争と呼ばれた「交通事故死者数」が1万人として、社会的大問題になった記憶がいまだに新しい。

加藤勝信厚労相は同日の記者会見で、「若者の自殺対策は喫緊の課題だ」として、若者が利用するソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を活用した相談事業を3月から始める方針を示している。が、しかし新しいツールを使えば防げるという問題でもないと、私は思う。

年間自殺者は、バブル崩壊後の98年に急増して以降、3万人超えが続いていたが、2010年から減少に転じている。しかしそれでも、「交通事故死者数」の3倍の数は、とても悲しい現実だ。TVコマーシャルで、貧困な国では、生まれて比較的短期間しか生きられない命が多いという。豊かな国日本で、自らの人生を全うできないのは何とも悲しいことだ。

過日、宗教法人の役員さんが来店されて、土地の購入につき相談がありました。その席で、「人間として最も罪深い愚行は?」と詰問された。「自殺と心中」が解だというのですが、それ以上深追いはしていませんが、そのためにあなたの宗教は、「何かをしていますか」と尋ねてみたかった。幸いなことに私は、宗教にすがらずに生きていけるのだが。

私の小中高の同級生が、「いのちの電話」の相談員をしている。24時間の電話相談を、何人かのボランティアでやっていると聞いている。そのための資金も当然必要なので、弊社でも古紙の回収で協力しているのですが、これも実に微々たるものだと自覚しています。もっとボーンと、協力したらと思う。

電話相談の現場を見たことはありませんが、ただひたすら「死にたい」という強い思いに対して、どうにかして生きる希望を伝えたいと考えている団体。現行の全国的な「いのちの電話」ボランティアは、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)は使えないと思いますが、ローテクですが、受話器を握りながら、病人の声を今日も聞いています。私などには到底出来ない、人間として崇高な、目立たない実にコツコツとした努力であります。頑張って下さい。

毎日新聞(26日の選抜出場校の発表を心待ちしながら)によれば、東尋坊を見回る元警察官の茂幸雄(73)さんのことが紹介されています。不謹慎ながら自殺の名所と言われていて、正直私もそう記憶していますが、ここにも確か「いのちの電話」がありました。私もかみさんを連れて、栗原ファミリーと行きました。船にも乗りましたが、とにかく歩きました。

茂幸雄(73)さんは、最後の職場となった三国署(現坂井西署)に、2003年副署長として着任した。その当時、周辺で過去30年間で600人以上が自殺でなくなっていた。退職後、東尋坊タワー近くに事務所兼喫茶店を構えて、パトロールを続いている。彼は国民全員が、「ゲートキーパーになってくれたら嬉しい」という。茂さんのような人を欧米では、「ゲートキーパー」と呼ぶ。「命の番人」の意味だ。

しかし馬鹿な議員は、ここにもいた。副署長で赴任した懇談会で、「ゲートキーパー」の話をしたら、「東尋坊は自殺の名所を売り物にしているから、怖い物見たさに全国から多くの人が来てくれる。自殺防止を口にしただけで、警察は地元の人たちに何も協力してもらえなくなるよ」。

茂幸雄さんは、それらしい人に声を掛けて地元の「おろしもち」を食べようと誘う。説教をしても、心は通わない。死にたい人などいないという。みんな止めて貰いたいと願っている。17年5月に公表された「自殺対策白書」によると、自殺死亡率(人口10万人当たりの自殺者数)は、19.5と世界で6番目に高い。毎日約60人が自ら命を絶っている計算になる。


| http://nobuchin.0011.co.jp/index.php?e=4025 |
| 社長日記 | 11:13 AM | comments (0) | trackback (0) |
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