■カレンダー■
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30     
<<前月 2024年04月 次月>>
■お問い合わせは■
松野不動産電話番号:087-888-0011
■過去ログ■
社長日記過去ログ
■メニュー■
松野不動産ホームページ
■管理者■
ADMIN ID:
ADMIN PW:
■新着記事■
■カテゴリー■
■月別アーカイブ■
■リンク■
■その他■
■来訪数■
合計: 2299207
今日: 346
昨日: 1522

消費税増税が最良策か
現行の8%消費税から、10%への引きあげ決定まで2ヶ月を切って、上げるべきか据え置くべきかの議論が、政府内外で活発化してきています。ここしばらくは、両大臣の交代で議論が停まっているようにも感じましたが、新大臣が落ち着けば、再燃は自明の理でしょう。

麻生太郎財務大臣や有識者は、国際公約の消費税10%にしないと、日本国債が売られて、国債価格が暴落するとそればかりの一点張りです。確か黒田東彦日銀総裁も10%賛成派だったと思います。8月の消費者物価指数は、前年同月比3.1%も上昇しています。

私が学んだ日銀の仕事は、第一に物価の安定だと聞いていました。物価が上がり、8月の現金給与支出(月給+ボーナス)は、前年同月比1.4%です。つまり賃金の上昇以上に、物価が上がっているのです。実質賃金の目減りです。これでは日銀は、仕事をしているとは言いがたい。

また日銀は、日本国債を大量に買い込んでいます。10月10日現在の日銀の国債保有額、ざっと179兆円あります。今年春からでも、10兆円その額を増やしています。安倍晋三首相と黒田東彦総裁はお友達ですから、黒田東彦総裁は安倍首相の顔色眺め。

話しを消費税に戻しますが、2015年10月に予定されている消費税引き上げ(8%から10%へ)を実施する決定を先延ばしにすれば「日本政府には財政再建の意思も能力もない」とみなされ、日本国債は壊滅的な打撃を受けるだろうと言われています。

それが財政再建派(歳入を国債ではなく増税でまかなうべきだとする立場)の、原則論でもあります。年間GDP(国内総生産)の約2倍にあたる1000兆円もの借金を国家が抱え、なおかつ1%を下回る金利で、10年もの長期国債を発行できるのだろうかと不思議でもあります。

2倍つまり200%の借金は、確かジンバブエに次いで世界第2位です。ギリシャでさえ1.5倍程度でした。この現状を打開する政策は、何も示されていません。つまり日本の場合は、財政再建への道筋すら見えていないのです。世間体ばかり気にして体面を繕うより、税収の範囲で使うことを心がけないと、増税に国民は怒りますよ。

消費税引き上げを判断するポイントは、今年7~9月のGDP(国内総生産)が関係します。11月17日(月)に速報値が、12月8日(月)に改定値が発表予定と聞いています。速報値は嘘も方便というところがあります。統計データーも、為政者の都合で恣意的に作られる物です。


| http://nobuchin.0011.co.jp/index.php?e=2837 |
| 社長日記 | 08:48 AM | comments (0) | trackback (0) |

PAGE TOP ↑