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アメリカの動きに反対して日銀が追加緩和政策へと塩崎恭久厚労大臣
アメリカの量的金融緩和政策終了が報道されたタイミングで、日銀は31日、金融政策決定会合を開き、追加金融緩和を決めて発表しました。金曜日の金融市場が開いている時間の発表に、金融市場は大きく反応しました。黒田東彦日銀総裁は、当然この効果を狙っての行動だと思います。

これまで買い集めた長期国債などに加えて、さらなる購入をして、1年間に市場に流すお金の量を現在の約60~70兆円から約80兆円に増やす計画です。黒田東彦総裁は、消費税増税後の景気低迷で物価上昇の勢いが弱まっていると懸念を表明。脱デフレに一気呵成に、「何でもする」と興奮しています。

そして「2%の物価上昇目標の早期実現を確かなものにする」と聲高に叫んでいますが、物価だけはもう3%も上昇しています。加えて超円安に、泣いている中小企業や消費者が多くいます。確かに輸出関連製造業は、思わぬ円安にホクホクです。しかしこれとても、1ドル111円となると、反動が怖い。

高松唯一の地元大手「タダノ」さんは、クレーンメーカーとして、今は絶好調です。クレーンが内外ともに売れていて、ここへ来ての超円安です。しかし中国などで生産している手袋産業の東かがわ市の企業は、どうなんですかね。いずれにしても火に油を注ぐような政策は、日銀がすることではない。

脱デフレへ「今が正面場」と言っても、経済ましてや景気になると周期が長くて、とても短期間の政策がカウンターパンチになって一発逆転となるはずがないと私は思います。ボクシングに例えると、ボディーブローを打ち続けることでしょう。とにかく黒田東彦総裁は、安倍晋三首相の顔色ばかり見ています。

その安倍晋三首相と言えば、盟友の塩崎恭久氏を9月3日の内閣改造で厚労相に任用しました。塩崎氏は第1次安倍内閣の官房長官でした。もっとも、官房長官としての評判は決して芳しくなかったのです。率直にいえば、はなはだ悪かったと言われています。 

それは能力がないからではなく、能力がありすぎるのです。例えば今年の5月23日、自民党は70ページにおよぶ「日本再生ビジョン」を発表しましたが、これは塩崎氏がほとんど独力で書いたもののようです。塩崎恭久氏は、お隣愛媛県選出の衆議院議員。1950年生まれで、東大から日銀へ就職し、アメリカの大学で学んでいます。

GPIFの株式運用は、安倍晋三首相の望むところでもあり、運用に積極的な塩崎氏の発想は、典型的な新自由主義者です。国民目線の改革は、あり得ないようにも感じます。混合診療の導入や弱者切り捨ての社会保障改革で、国民生活も年金制度もどんどん改悪されて、受給者には極悪な状態になりかねない。

先の「日本再生ビジョン」の中で、アベノミクスとは「日本版シュレーダー改革」と、堂々と書いています。ドイツを立て直したジュレーダ氏を模した改革です。塩崎氏は実はバラマキとは正反対の、市場原理主義を主張しているという見方もあります。

バラマキ体質を一転させ、どうやって歳出を減らし、生産年齢人口を確保するのか。いままで誰にもできなかった思い切った改革を塩崎恭久がどうやりきるのか、注目したいものです。


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| 社長日記 | 09:57 AM | comments (0) | trackback (0) |

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