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相続支援コンサルタント講習一般第5回
昨日に続いて前期最終の講座が、本日13時から始まりました。本日は、「不動産の路線価評価」と「相続と測量」です。それぞれが2時間の持ち時間を、前半を生駒学税理士が、後半は西川勝秀土地家屋調査士による解説でした。両講師ともに、既知の中です。

昨日は江頭寛さんの講座が良かったと、香川の不動産業界のムードメーカー西村政髙氏が、2人の女性と講師を誘って古馬場へ逆走して、私もそれに荷担させられました。女性の1人は、高知県四万十市で不動産業を営む元警察官です。早稲田大学を卒業後、高知県警に奉職したという面白い経歴の女性です。

この講座は、公益財団法人日本賃貸住宅管理協会が主催していますが、彼女は非会員だそうで、割増料金でカリキュラムに参加していると言うのです。四万十市は、高知県でも失礼ながら田舎です。旦那様の実家が不動産業をしていた縁で、彼女が今不動産業をやっています。熱心に質問をしていました。

もう1人の女性は、西村政髙氏の部下です。西村政髙さんは、元金融マンですが、「不動産業界は面白い」と言います。言葉が不適切かも知れませんが、不動産は一つ一つ違っています。その不動産を取り巻く人間関係も、一つ一つ違っています。これがまたドラマチックだと、私も思います。

今日の話に戻しますが、生駒氏は、相続不動産の評価について解説していました。私も相続を学んでもう20年近くになると思いますが、不動産価格の上昇下落に伴い、評価基準の凄技も変わってきています。過去には、「広大地」評価が、セミナーの肝でした。

つまり広大地の減価評価が、相続税減税の中核をなしていました。仮に評価通達通りであれば2億円評価の土地が、不動産鑑定士の鑑定評価で1億円になるというものでした。相続税の評価は、「時価」です。

一般的な国税庁が認める評価方法は、「時価」より安いはずだからこれを使って良いですよ、と国は優しく導きます。これに対して鑑定士が、「時価」はこれですよと鑑定評価書を出し、それを相続税申告書に添付していました。

大規模宅地の造成や建物分譲地として小さく切り刻むのですが、ここに非販売の土地を多く作ることで、全体の評価額を下げるというテクニックでした。道路は6メートル幅員、公園を作ったり公共施設を設けて、有効面積つまり売れる面積を半分にします。

ところが昨今は国税庁もこれを積極的に援用し、ほとんど先の鑑定評価額と同じ程度の50%減額にしました。従って最近の相続税申請に、鑑定評価を付けることはなくなりました。それにしても、日本国の徴税制度は、実に良く出来ています。日本人の創意工夫は、皮肉にもこんなところにも生きています。


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| 社長日記 | 08:52 AM | comments (0) | trackback (0) |

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