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ジュニア向けニュースのおさらい国産ジェット旅客機MRJって
高商野球部の連載記事を読むために、朝日新聞を買い求めていましたが、1月26日(火)の30面に、標題の記事がありました。私もMRJ(ミツビシ・リージョナル・ジェット)には、大いに関心を持っています。国産初のジェット旅客機で、「三菱航空機」が国の一部負担を得て、3千億円近い大金を費やし開発中です。

特徴は一言で言って、「国産ジェット機」であること。日本が旅客機を開発するのは、プロペラ機の「YS11」(1964年(昭和39年)8月に運輸省(現国土交通省)の型式証明を取得し、国内線向けの出荷と納入を開始した)の開発以来です。

「YS11」(ワイエスいちいち)は初飛行から型式証明取得まで、1号機の試験飛行は540時間、2号機は460時間でありました。9月9日には、全日空にリースされた2号機(JA8612)が東京オリンピックの聖火を日本全国へ空輸し、日本国民に航空復活をアピールしたのでした。

その後性能は狭い日本にピッタリで、プロペラ機としては、優秀な飛行機でしたが、採算度返しの積算方式で価格を求めたことから、また世界的にはより早く飛行距離が長いジェット飛行機が登場して、結局YS11は退役を余儀なくされました。高松空港の子どもの国には「YS11」が置かれています。

YS11の開発・試験飛行に比べてMRJは、合計2,500時間のテストフライトが要求されています。飛行実験がしやすいアメリカでやるとのことですが、昨年11月11日(次男誠之の誕生日でした)愛知県営名古屋空港からテスト機が離陸し、1時間半ほど日本中のマスコミを独占しました。

出来すぎですが、私は京都の日航ホテルでこの映像を観ていました。戦前は戦闘機ゼロ戦など、高性能な飛行機を作る技術を持っていた日本ですが、「YS11」以来半世紀ぶりの国産飛行機製造に、ボーイング社などの欧米メーカーの下請けをしてきた国内の航空機産業界は、にわかに沸き立っています。

私も自動車産業の後継は、「航空機産業」が牽引すると考えています。自動車は、これから将来、どの時点を取るかにもよりますが50年後には「電気自動車」に収斂されると考えています。これは専門家でない私の、単なる推測の域を出ませんが、消去法で行くと現行のガソリンカーは、ハイブリットカーに負けます。

そのハイブリットカーも、「水素車」と「電気車」に負けます。化石燃料を使わない方向へ進と予想しています。一見水素車が一番良いように思われがちですが、水素を作るためのエネルギーが半端なく必要になるそうです。出来た物を使う段階だけを見ると、最良ですが。

残りは「電気車」です。今は1度の充電でどれだけの距離を走れるかが評価基準になっていますが、私は車載バッテリーを10数本に分割した物を使い、1号~5号バッテリーの容量が無くなったら、搭載のコンピュータが6号~10号バッテリーを使用するとかして、必要とする走行距離に合わせて消耗バッテリーをコンビニ等で交換すれば、日本1周も比較的簡単にできると考えています。

このように考えていくと、将来の「家」と「車」がさも現在の家と太陽光発電装置のような関係になると予想しています。新築時は勿論、リフォーム時も充電装置を備え付ける。これは太陽光発電装置に比べても、そんなに過大な費用はかかりません。

話しが随分逸れましたが、私の言いたいことは自動車産業と航空機産業は車の両輪のような存在になると思います。決して自動車産業の終焉を待って航空機産業にバトンタッチとは考えていません。国産旅客機は、日本国土の地形にマッチしています。

搭乗客からすれば、大型機(例えば300人乗り)1機が飛ぶより、100人乗り3機が飛んでくれる方が良いに決まっています。高松空港を例にとれば、朝夕は30分間隔で、その他の時間は1時間間隔で飛んでくれると有難い。それもJALとANAが、時間を30分程度ずらしてくれると有難い。

これは一見航空会社の人件費負担を増やし、経営を圧迫するように見えますが、人材育成の観点からは後継者も育ち、航空学校や航空自衛隊も湧きます。小型機にもパイロットが2人、整備士が5人、燃料を運ぶトラックや地上係員も忙しくなります。

大きな機体は必要ありません。MRJの機体はボーイング787と比べても、約6割の36㍍です。座席数は100席前後になるようですが、一番の売りは燃費の良さです。ライバル機の燃料消耗から、2割減になると言われています。「狭い日本急いでどこへ行く」、どこかで聞いたフレーズです。

MRJが挑む小型機の世界市場では、ブラジルのエンブラエル社とカナダのボンバルディア社の世界2強が、世界の8割を独占しています。発売が遅れて2018年半ばになると、ブラジルのエンブラエル社の新型機が追随するという話も出ています。

そして最大の壁は、「日本国国土交通省」です。国産初のジェット旅客機の納入開始の延期は4回目で、当初の計画から約5年遅れのようです。経済アナリストの藤原直哉氏によれば、国土交通省が非常に慎重な姿勢を貫いている。国産初のジェット旅客機だけに、責任を感じているようです。これは致し方ない、安全追求は至上命令です。


| http://nobuchin.0011.co.jp/index.php?e=3301 |
| 社長日記 | 09:05 AM | comments (0) | trackback (0) |

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