日米欧の先進7カ国(G7フランス、アメリカ、イギリス、ドイツ、日本、イタリア、カナダ)情報通信相会合が29日、高松市サンポートのかがわ国際会議場を主会場として開幕しました。報道によれば、晴れの国・四国高松らしい晴天の中、特別名勝栗林公園の散策など「高松」らしさが堪能できた?
私も臨場していたわけではありませんから、詳しいことは分かりませんが、次世代技術の切り札として期待される人工知能(AI)の普及を目指し、研究開発の際に守るべき共通原則を提唱しています。
人工知能(AI)は、囲碁の対戦で世界トップクラスの棋士を破るなど開発レベルの向上がめざましく、車の自動運転や創薬、産業用ロボットなどわれわれの生活の中にも溶け込んで存在するようになっています。
ただ安全や倫理面での不安も根強いため、人間によるコントロールや、身体に危害を及ぼさないよう配慮をするといった開発上の共通ルールを、議長である高市早苗総務相が各国代表に呼びかけています。ここの成果は来月の、伊勢志摩サミットの議論に反映させるとされています。
世界の先進国ではITを使わない仕事や生活は、もはや想像できないまでに発展し、活用する上でサイバーセキュリティーや個人情報の保護が重要との認識でも、世界中の合意を得られた模様。高松でも、G7情報通信大臣会合のためのみならず、無料Wi-Fiポイントが増えています。
会場のサンポートホール国際会議場周辺以外にも、高松の主要交通網には警察官などが配備され、重々しい雰囲気に包まれています。G7情報通信大臣会合の開催は事前に周知されていて、市民に動揺はない。会議は30日も開催され、その後は、瀬戸内国際芸術祭2016(休開中)の会場へ足を運ぶようです。
ところでテレビなどを観ると、前夜祭が喜代美山荘花樹海で、日本の古典芸能を提供し、うどんや地酒・金陵や瀬戸内の魚なども振る舞われた様子。次の日の知事市長主催の晩餐会は、クレメントホテル高松飛天の間だろうか。サヌカイトの演奏も報道されていた。
ところでサンポート周辺で国際会議をする施設は、中核都市中1番の充実ぶりだろうと思います。市民としてのプチ自慢であります。国際会議場はもとより、サンポートホールには、大小会議室(机をどかせば倉庫にもなる)も充実しています。
隣はJRホテルクレメント高松が、そして2キロ範囲に栗林公園、喜代美山荘花樹海があります。隣接には船の発着場もあります。大小のフェリーから、5万トン級の船が接岸できるバースも備えています。日本全国の港で、5万トンバースの近くにスーパーマーケットやコンビニがあるところは少ない。
ほとんどが、田舎の貨物船バース程度です。中には、大型客船が接岸するバースを持たないために、小舟に分乗して上陸するところもあります。またエリア内の隣ビルの合同庁舎屋上には、ヘリポートもあります。万一に備えて、裏方さんの努力もあって、当たり前に閉幕しそうであります。ご苦労様です。