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日本の防衛は米国に依存しているだけなのか?
秋から聖教新聞にかわり産経新聞を読んでいますが、12月3日(土)13版特集で、表題のタイトルが踊っています。ドナルド・ジョン・トランプ氏のアメリカ大統領就任が来年1月に迫り、「応分の負担をしなければ、守ることは出来ない」というトランプ氏の選挙戦での発言に戦々恐々とする日本。

先の産経新聞によれば、「日本は自衛隊と在日米軍によって守られているが、日本はただ米国に依存しているだけなのだろうか」と自問自答している。在日米軍駐留経費負担は、総額7兆円にせまる。これは昭和53年度の62億円から、平成28年度予算額1920億円を足したものの合計額です。

また日本だけではなくて、「世界中に米軍は駐留している」。まず米国本国に260万人、日本には4.5万人、ドイツには日本より多くて4.7万人、韓国2.7万人、イタリアには1.4万人が駐留している。戦闘が続いているアフガニスタン1.4万人、クエートにも1.2万人居ます。勿論その他地域へも派兵しています。

そして「米軍駐留の経費負担は日本が特出している」として、日本は74.5%、韓国約40%、ドイツ約33%、イタリア約41%と書かれています。直接の関連ではありませんが、イタリアやオーストリアでは近く選挙があってその結果によっては、この数字の動きがあるやも知れません。

来年平成29年度の日本国の一般会計の歳出(支出)総額は、96.72兆円になっています。なんと言っても「社会保障費」が31.97兆円と増加の一方。高齢者がより長生きをして、医療介護費がうなぎ登り。ある医療関係者は、「意志を持って生きる」のが人間であり、そうでない人まで長らえるのは如何なものかと言う。

現場の人がそういうのは、現実を直視した結果で非常に重い発言だと思います。予算へ戻りますが、防衛費は5.54兆円。地方交付税は15.28兆円と、地方からブーイングの嵐だが、日本では韓国のデモのような、燎原の焔のような広がりにはならない。

そしてこれも気になる歳出項目ですが、「国債費」の23.61兆円。国の借金である国債の償還金です。日銀の黒田東彦総裁になってから、日銀の国債購入は3倍ほどに拡大している。流石にこのところ日銀は、「量から質への転換」と上手く表現を変えて、国債の買い入れを減らしています。長期金利が上がり始めました。

この日本の防衛費だが、このところ続伸している。中国の軍事費は名目上の規模で、1988年度から28年で約44倍に達するなど、年2桁増などの国費投入を続けて軍事力を強化しています。しかし足元では、その中国にも軍事費の陰りもあるようですが。

北朝鮮は核実験や弾道ミサイル発射を強行。ロシアは、極東地域に兵力を配備し戦闘機などによる日本領空への接近で、軍事的圧力をかけ続けています。懸案の北方領土は、歴史からは歯舞島・色丹島の2島引き渡し(返還ではない)が限度で、4島返還には何の根拠もないことを、日本国民はまず自覚すべきです。

これらに対して米国は、日本や韓国に米軍を駐留させてロシア、中国、北朝鮮など旧共産圏と対峙している。日本の自衛隊の国防費は、4.8兆円(今年度予算)ですがこれは言われているようにGDPの1.0%を守っている。世界第2位の中国は、GDPの1.3%。ロシアに至っては、3.5%。だから日本も増やせとは、私は考えていない。

新聞に紹介された数字をそのまま鵜呑みにして書きますが、日本の国防費は457億ドル、中国国防費2,290億ドル、ロシア国防費は1,166億ドル、米国国防費は5,779億ドル。北朝鮮の国防費は発表されていませんが、日本の自衛隊員の14万人に対して北朝鮮は102万人。中国は160万人です。

トランプ政権下では、沖縄の海兵隊は撤退すると言われている。イギリスのEU離脱、アメリカのトランプ政権誕生。アメリカはこの先どうなるかよくわからないが、2大大国の凋落というか「世界の中での自国」という立ち位置は変わってきています。イギリスの金融界もアメリカのウォール街も、大きく毀損しそうだ。

高松寄港後退役予定のくらま

| http://nobuchin.0011.co.jp/index.php?e=3611 |
| 社長日記 | 08:27 AM | comments (0) | trackback (0) |

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