8月15日は、昭和20年に天皇陛下の玉音放送で16年からの大東亜戦争が終わった日とされています。「敗戦日」という人もいて、世界最大規模の戦争が終った日です。日本政府が、ポツダム宣言受諾を表明したことで、戦いは終わったはずであった。がしかし、ソ連はそのどさくさに紛れて、その後も日本を侵略した。
留萌沖で樺太からの引き揚げ船3隻が、ソ連の潜水艦によって攻撃され、1,708人以上が死亡した。犠牲者のほとんどが女性や子ども、老人だった「三船遭難事件」とは、何の意味があったのか。戦争は駄目だ。ましてやこれから先の戦争は、勝者なしの敗者ばかりの無残な戦いになる。
アメリカは日本への降伏を促すためと言いながら、一発ならまだしも二発もの原子爆弾を非戦闘員の元へ投下した。ソ連は、8月9日に一方的に日ソ中立条約を破棄して参戦した。昨日は樺太での惨事も、特別番組で報道されていた。韓国も終わったはずの慰安婦や徴用工問題を、蒸し返す。中国もやりたい放題。
72回目の終戦の日で、朝から靖国神社への参拝や日本武道館での全国戦没者慰霊式典の模様が映し出されている。関西地方雨のために、今日の高校野球は順延になっている。残念だ、第2試合の「前橋VS明徳」は特に楽しみにしていた。ブツブツ言っていても仕方ないので、墓参りに行くことにした。
松野家に、戦死者はいない。親父は満州へ行っていたと聞いたが、早く帰ってきたようだ。それでも、お盆の行事は墓参りだ。今年は12日から今日の15日まで、毎日行った。こんなことは今までなかったと思う。出来るときに、出来ることをやる。自分の残りの人生が20年で、7,300日の命だとすれば、悔いの残らぬように動けるうちは動く。
特に今年は、灯籠にクリーニング店から付いてくるビニールを被せてみた。雨でお盆4日間のうちには、灯籠は無残にも朽ち果てるのが常。まあそれも諸行無常で良いのだろうが、工夫も面白いではないですか。14日夜は小雨だったようで、どの家の灯籠も無事であった。しかし今日は、昼間に降った。どのようになっているか、覗いて見る。
終戦の日の今日、靖国神社参拝への安倍晋三首相の参拝、また閣僚の参拝はなかった。私は参拝が日本の文化歴史だと言いながら、隣国を敢えて刺激することはないと思う。全国戦没者慰霊式典での「深い反省」も「不戦の誓い」も良いと思うのですが、憲法改正で自衛隊を軍隊と明記することは、安倍晋三首相に期待する。
安倍晋三首相の言うように、「北朝鮮にミサイルを発射させないこと」が重要だ。だから世界中が、あらゆる外交努力をしている。どの国も民も戦争は避けたい。しかし外交努力に、日本国憲法を改憲しないというカードはない。安倍晋三首相の在中、この仕事だけは仕上げてもらいたい。次に託せる勇者(バカと同類項)は、思い浮かばないもので。