2014,02,28, Friday
9月の世界大会への予選です。中四国の各塾で予選等を通った報告者が、ブロック大会へ進んできています。1983年に発足した盛和塾は、稲盛和夫塾長のJAL再生の人気も手伝ってか、最近は世界中71塾約9,000名の塾生を擁するまでになりました。
世界大会は世界中71塾の塾生が、各予選会を経て選出されて、わが経営を30分程度にまとめて報告します。それについて、稲盛和夫塾長からコメントがあります。いずれも甲乙つけがたいのですが、最優秀、優秀賞が授与されます。中四国ブロックは、一昨年は徳武産業十河孝男氏が優秀賞、昨年は誠耕園井上智博さんが最優秀賞を頂戴しています。 本日は7名の塾生が、これまでの経営について虚心坦懐に、心を無にして語ります。そのポイントは、稲盛和夫塾長の著書言葉などからどのような学びを得て、それをどのように実践して結果を残しているかが審査されています。 結果的には、香川塾㈱北四国グラビア印刷代表取締役社長奥田拓己氏と、主催県徳島塾トヨタカローラ徳島㈱代表取締役北島義貴氏が選ばれました。香川塾は、第1回ブロック会から3連勝です。本日は過去最大の参加数、248名の秀美の瞳は、やはり審査員と同じように2人に注がれていました。 この2人の内一人が世界大会に選ばれるかどうかは、塾長が決定されます。2人共に選ばれることもなくはないのですが、やはり1人枠と考える方が自然です。最近は中国の経営者も、塾生として肉薄してきています。中国人が世界大会で最優秀も、あり得ない話しではありませんが、やっぱり2人に頑張ってもらいたいものです。 北四国グラビア |
2014,02,26, Wednesday
昨日からの、公益財団法人不働産流通近代化センター主催の公認不動産コンサルティングマスター不動産有効活用専門士セミナーに参加しています。昨日は終日座学でしたが、一転して本日は課題に対するディスカッションが中心で、18グループが8分の持ち時間内に、Aさんの土地の有効活用策を提案します。
昨日からのテーマは、CRE戦略です。CRE(Coporate Real Estate)の略ですが、企業の事業(経営)目標を達成するために不動産を最適化することと定義されています。難しそうに聞こえますが、ここで言う企業とは大中小あって、昨日からの課題のAさんは、造園と花屋を営む程度の経営規模です。 それでも自宅は別にあり、今の利用している土地の規模は782㎡(236坪)ですが、時価1.5億円ほどします。都心にほど近く、坪あたりの価格は65万円~80万円ほどの土地です。ここをどのように利用したら、最有効利用かという提案をするのです。 これに対して、FRE(Family Real Estate)もあります。同族会社の不動産を言うのだそうですが、明確な線引きはともかくとして、いろいろな角度から検証を加えることになっています。何もしないでこのまま数年という選択肢も、これも否定されるものではありません。 メイン講師は、ダンコンサルティング㈱代表取締役塩見哲氏です。私と同じぐらいの年輪を刻んでいますが、ここ公益財団法人不働産流通近代化センターでは、よく登場する講師です。本日もそうですが、課題を与えてそれに検討を加えた結果を発表させています。 18グループの発表を聞いていて、多かったのが定期借地権利用提案でした。時代が変わったと、つくづく感じました。私のような「定期借地借家権」推進派は当然ですが、そうでない不動産コンサルタントも、土地活用の最初に「定期借地権」の活用を考えるようになりました。 課題に登場するAさんは、先祖伝来の土地は売却したくない、借金は嫌いだと言っていますが、活用提案の中には、返す根拠がはっきりしている借金はそれもよし、売却も一部売却であればそれもありだとダンコンサルティング㈱代表取締役塩見哲氏は言います。 オーナー要因を最優先せよという塩見哲氏ですが、傾聴の中で「なぜ」と質問をしながら、真の要因をともにあぶりだす手法のようです。2日目の最終課題は、試験です。結果的に言えば、難問でした。論文形式であるのは良いとしても、座学に解を求めるのではなくて、全員が昼食時間を惜しんで取り組んだ提案に関するものであるべきではなかったか。 それともう一つ本日の成果は、隣に座った仲川真太郎さんです。CPM(米国不動産経営管理士)の資格を持ち、足立区谷中で㈲仲川不動産の専務をしているという好青年でした。早稲田大を卒業して、士業の勉強をしていたと言います。弟さんも同じ会社に在職しているそうですが、こちらは明治大卒です。 何とか30分の試験をクリアーし、市ヶ谷のホテルへ向かいました。グリーン建築水深協議会の交流会へ参加するものです。古民家を扱う全国の工務店さんが集まる会ですが、副理事長の川上幸生さんに誘われました。川上幸生さんは、四国中古住宅流通促進事業協議会(略称四国連携)の仲間であり、頼もしいスタッフです。 もう一つ出会いがありました。思わぬところで、良い出会いがあるものです。 |
2014,02,25, Tuesday
公益財団法人不働産流通近代化センターが主管する、「公認不動産コンサルティングマスター」の名称があらたに公募によって決まり、もう3年目になりますか。担当の真鍋茂彦次長が張り切って、いろいろな深掘りを企画実践しています。「公認不動産コンサルティングマスター」は、宅地建物取引主任者資格試験に合格し、5年の実務を経験した者にも与えられる称号です。
本日は、「不動産有効活用専門士」の資格認定講座の1回目の初日です。遅刻早退厳禁と言われても、高松(日本全国)からの1番機で羽田へ着いても、お茶の水までは一時間は掛かります。9:55からのスタートに、汗して辿り着いています。比較的土地勘のあるお茶の水ですが、駅前から随分変わっています。 「不動産有効活用専門士」は、「公認不動産コンサルティングマスター」資格取得者の中から、さらに勉強をした者に資格を与えるというのですが、沢山もらったって、「足の裏についた米粒で、とらないと気になるが、とっても食べられない」と言うのが実態です。この年になって勉強というのも、勘弁してよと正直思います。 そもそも論を言うならば、最近はどの資格でも、資格保持者が高所得者にあらずというのが当たり前になっています。医者も弁護士も不動産鑑定士も公認会計士さえも、資格だけでは「そうですか」と言われる時代です。大変な時代になったと思います。加えてグローバル化すればするほど、国内の資格は飾りになりかねないのです。 本日初日の講義は、10時から17時前まで、途中の休憩も講師の気分次第で短くなります。最後には宿題で、明日のディスカッションの良し悪し、その後に試験をするというのです。私のように夜は友達と呑みに行って、明日は二日酔いかと心配する状態の者には、これは困ります。 その夜の部ですが、元国土交通省土地・建設産業局不動産業課不動産業政策調整官小林正典氏と、本間英明氏らと呑んでいました。小林正典氏とは初めてです。担当官の時は、なかなかこうはいきません。彼は今、道路課へ移動しています。 ホテルへ帰って23時、明日もまた一日缶詰で、最後は試験です。あ~あ~ |
2014,02,24, Monday
私の日課は、本店(高松市出作町)の朝礼に参加して、その後三条店(高松市上天神町)に移動して、またそこで朝礼に加わります。距離にして4㎞です。日によってはその後、何度か本支店間を往復することがあります。
その途中、高松市太田上町605番地付近「西法寺」さんあたりで、道路(県道岩崎高松線)が細くなっていて、対向するのが難しいところがあります。古い街道で、昔からのお寺があります。拡幅もままならないままで、400年が経過している感じです。 塩江街道を太田から御成街道(県道岩崎高松線)へ入って、南進していて「アルファーパーク太田」が見えるところから僅か250㍍の距離ですが、誰が規制することなく一方通行になります。互いに譲り合って、北向き南向きの3分足らずの一方通行です。 たまに知らずに、突っ込んでくる車もありますが、昼夜を問わず、ほとんどの通行車両は様子を見て待ちます。お寺の横ですから、江戸時代からこの道路幅員だったのでしょうか。前後に比べても、極端に狭くなっています。後退するのも難しいようです。 今はそこの南200㍍のところで、東西県道の新設工事をしています。防火水槽を作っているのか、随分時間がかかっています。高松南警察の前の道が、西進する工事の途中です。しかしこれが、先の一方通行走行に影響を与えることはありません。この工事ヶ所にはガードマンがついていますが、可もなし不可もなしです。 道路は新しいものが次々出来ていますが、古い道路もなくなる訳ではありません。通行量が少なくなれば、一方通行がなくなるかと思われますが、私はこのように自然に出来たルールは変わらないと思います。何だかほほえましい譲り合い、流石にお殿様が墓参で通った道です。あの頃と幅員は変わっていませんが、今も必要条件を備えているようです。 |