2017,07,30, Sunday
フェイクニュースとは、偽情報・インチキニュースのことか。新聞・TV・雑誌・書籍など「旧型マスメディア」と、新興のインターネットをぶち抜いて、より精度の高い「事実(ファクト)」を探す。そのための具体的な方法を提案するのが本書の目的だとして、元朝日新聞記者の烏賀陽弘道(うがやひろみち)氏が今年6月に上梓したものです。
プラスマイナスの相対で考えれば、職業的場面でも私的場面でも、インターネットは世の中に大きな恵みをもたらしていると言えます。しかし社会全体を見渡してみると、インターネットの普及は「信頼できる情報をマスメディアから見つける」という作業をより難しくしました。何が事実かわからない。何を信じて良いのか分からない。 時を同じくして旧型メディアの衰退が始まりました。乾いた大地は崩れ、私たちは深くて広い「情報のカオスの海」に投げ出されたのです。カオスは混沌、そこは廃墟の情報(フェイク)と事実(ファクト)が混在している海です。 そんな混乱したメディア環境にいると、人々は事実を知ることが苦痛になり、諦め、無関心になります。それは民主主義としては大変不幸なことです。烏賀陽弘道氏の主張する「事実の見つけ方」は、そうしたカオスの海を泳ぐ方法を見つける一助になればと「はじめに」書いている。 また検索サイトは、「有料オンラインデーターベースGサーチ」を奨励している。全国各地の新聞社から大新聞まで、はたまた業界専門誌まで、因みに「松野誠寛」と打ち込み検索してみると、四国新聞から朝日新聞など、私に関連した記事の検索、またテレビに取材された記録まで一気通貫に串刺しして出てきます。 また彼は、聞いたことがない情報発信者の名前が目に入った時、「ウィキペディア」で検索してみる方は多いだろうが、しかし彼はまず名前を「アマゾン」で検索してみるという。アマゾンは、著者のデーターベースとしても有用だという。過去の著作(廃版も含まれる)、出版社、内容の他著者の経歴などが掲示されている。 同時に日本語版ウィキペディアに関する限り、その内容を信用していないそうだ。匿名者が嫌がらせやいたずらで、書き換えることが出来るからだそうだ。アマゾンでは、それが出来ないので日本語版ウィキペディアフリー百科事典よりは信用できる。 情報が洪水のように、身の回りに氾濫しています。前にも書きましたが、庶民に一番わかりやすいのは「TVワイドショー」でしょう。ここのコマーシャルは、「健康食品・サプリメント」が圧倒的に多い。何種類かのサプリメントを、ワイドショーを見ながら飲んでいる。大丈夫なのか。 かといってインターネットから情報も、どうだろうか。何が信じられるメディアなのか。小欄へも毎日1,500人以上の人が閲覧に来ているが、中身は市井のしようもないネタだが、書いている人間が誰か、これだけははっきりしている。責任はとりますよ。 |
2017,07,29, Saturday
国管理の空港の民営化は、16年7月に仙台空港が全国に先駆けて民営化になって、格安航空会社の誘致で国際線の旅客数が大幅に増加したなど、一定の効果を上げている。高松空港は2例目を狙って、民間会社の参入を募集していた。
大きく分けて、三菱地所・オリックス・穴吹興産を中心核とする3つが競い合い、6月に最終提案書を提出。それを基に、学識者による審査委員会が優先交渉権者を選定した。昨日のKNBC懇親会で乾杯の発声で登壇した穴吹忠嗣氏は、敗北の弁を語っていた。 各陣営の内容の詳細はまだ発表されていませんが、三菱地所陣営の「積極的関与」が高く評価されたと新聞では報道されています。計画では、商業施設などで得た利益を航空機の着陸料低減に還元し、就航数の増加を図る提案だったようです。 三菱地所陣営は、大成建設、大手コンサルタントのパシフィックコンサルタンツ(東京)、シンボルタワー開発(高松市)の4社で構成。三菱地所陣営は、高松は豊かな観光資源を有しており、三菱地所が培った不動産業のノウハウを用いて地域のさらなる活性化に貢献したいと抱負を述べている。 しかしこれにより、林さんなどのインストアー(1階のうどん店)の賃料などが上がらないのか、心配です。大手と組むなら「丸亀製麺」かと思うのですが、このあたりも心配です。なにもかにも、効率性を追求しすぎて、東京資本に蹂躙されては、地方は疲弊するだけです。どっこい、田舎らしさもいるところであります。 さらに高松空港のネックは、「霧対策」です。このための機材費が、数百億円だったと思います。民営化になれば、当然投資対効果がさらに重要視されます。年間10数回の「着陸不能」は、伊丹空港や徳島空港へ着陸して、乗客に1万円程度を握らせば解決すると考えるのも一考だろうが被害者はたまったものではない。 |
2017,07,28, Friday
7月28日(金)にNPO法人相続アドバイザー協議会が主催する、「相続寺子屋四国」の7月定例会が、今度は四国中央市のホテルグランフォーレで開催されました。奇数月に、高松会場と四国中央市で交互に開催されています。
前回の3月定例会はマイカーで移動し、2次会を欠席したこともあり、今回は是非参加という熱心な視線を感じて、移動手段を鉄道としました。同時に飲まないという選択、宿泊するという選択もありましたが、今日はインターネットで検索した方法で移動してみました。 往路は何と何と、北ではなくて南へ行きます。お馴染みのコトデンを利用して、琴電琴平駅まで行きます。この手は過去に、陸上自衛隊第14旅団の観閲式で使いました。琴電琴平駅から徒歩3分で、JR琴平駅へ到着。ここからJR土讃線に乗り換えて、次の善通寺駅まで行ったのです。勿論相棒がいたらマイカーにしますが、1度だけこの手を使いました。 この記憶があったものですから、ある意味安心してJR琴平駅からサンポート高松行き普通列車に乗車して、多度津駅まで15分。ここで乗り換えて、JR予讃線観音寺行き普通列車に4番線から乗車。この接続時間は僅か1分。先の琴平駅での乗り換え6分(徒歩時間は除く)、多度津での乗り換え2分。 JR観音寺駅でまた4度目の乗り換えですが、すぐ前の列車に乗り換えて、JR予讃線伊予西条行き普通列車で24分、伊予三島駅で下車しました。この間の所要時間2時間6分、料金は普通列車ですから1,650円でした。ここからはタクシーで、5分くらいで会場へ到着、開始の30分前でした。 一方復路ですが、21時40発JR伊予三島駅からJR予讃線高松行き普通列車です。最終的には琴電築港駅から、最終便(金曜日だけ0時00分発琴平行きがあります)に乗ります。途中の坂出駅で、後続の岡山発高松行きのマリンライナー号への乗り換えも有効な手段ですが、「駅探」はそのまま普通列車の乗車を指示しています。 マリンライナー号は、坂出駅を出ると高松まで止まりません。その分、高松駅には早く到着するのですが、その後が0時00分までないのです。恐らく私の予定がJR高松駅までであれば、恐らく坂出乗り換えの指示があったか思います。これで所要時間2時間36分、料金1,780円。 往復較べてみると、4回乗り換えですが往路が丁度30分ほど早い珍事が発生しています。料金は特急料金でもかまわないのですが、今回の移動はすべて普通列車利用でした。このようなコース選定は、通常しないですね。やはり機械の正確さ、これがわれわれの生活環境にも密かに入り込んできています。驚きの体験でした。 |
2017,07,27, Thursday
恒例の香川銀行、業績報告会&講演会&懇親会が、今年は高松国際ホテルで開催されました。私はこの手の組織への加入は、極力控えるようにしていて、つながりは香川銀行だけです。金融機関との関係の深さでは、百十四銀行が上かも知れませんが、玉藻会へは入会していません。
本田典孝頭取が誕生して、初めての業績報告です。報告内容も、調子も実によいものでした。ここで30分ですが、続く講演会は全く駄目でした。時間泥棒と言っても言い過ぎではないほど、ひどい内容でした。私も中座しようかと思いましたが、新しい頭取の初めてのKNBC発表会です。我慢しました。 しかし泥棒に追銭、こんな講師にも講演料を払うのかね。遠山誠司会長にも、当然のように文句を言いました。肩書きは大学教授、TVにも少し出ている(私は知らない)ようで、俗に言う「あんだら話」に終始して、昨日一昨日といくつかの講義を聴きましたが、こんなにひどいものはなかった。 私は今日、あまりの暑さのためリュックを持たずに外出したために、本がありません。偶然ですが、コトデン仏生山駅構内にある「コトデン文庫」で、200円を払って「和久俊三」の文庫本を買い求めていました。講演の90分間、電車で読んだ続きをむさぼるように読みました。 老弁護士の登場する事件もので、こちらは展開も早く面白い。聞くと旧知の浅井功氏も、本を読んで時間の経過に絶えたそうです。浅井功氏は同じ仏生山町在住で、今日も自宅まで送ってくれました。彼は飲まずに、マイカーで帰ります。 幸か不幸か、29日の香川宅建カラオケ大会で新曲に挑戦、そのための練習に行こうかとも思っていましたが、ありがたく早く帰ることが出来ました。浅井功氏も、「古馬場送ろうか?」とも言ってくれたのですが、今日は帰ることにしました。 淺井さんは、古くからの「幸福の科学」信者です。幸福の科学が自民党や民進党の受け皿になるとも思えないのですが、政治よ政治、しっかりせんかと言いたくなるような体たらくが続いています。銀行の会合ですから本田典孝頭取とも、景気や金利の話題が出ました。安倍晋三首相おろしが言われていますが、安倍政権の次への希望がありますか。 |